ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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25.Apr.2024
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遅いし切れるしとても21世紀とは思えないのでおなじみのイギリスのブロードバンド。
ウチはVirginですが、いきなり回線が途切れるのは日常茶飯です。
最も泣けるのは、支払いや登録の長いステップの末の最後のクリックで途切れて、全ての行為が無に帰す時。

そんな中途半端なVirginが、このほど100Mbのサービスを開始するとかでイッチョマエに行ったプロモーションがこちら。


最速タクシー。

本日のみ、フェラーリとポルシェとアストンマーチンのウルトラファストタクシーをロンドン市内でブイブイ走らせて、ウルトラファストブロードバンドのプロモーションをしていたとのこと。
うまくつかまえられたら無料で乗車可能だったそうな。

実際サービスが開始するのが12月だそうですが、これまでがこれまでだけに、にわかには信じがたい。。。


ここで突然、素敵な日本人の話。
先日までやいやい騒いでおりましたショパンコンクールの話のスピンオフです。

演奏では2次予選全敗退を喫したニッポンですが、ピアノという楽器では今大会で頂天に立ちました。
この一コンクールの結果が万事を示すとは思いませんが、芸術の世界でも総合的なオーガナイズ力や表現力よりも、緻密な正確さでより本領を発揮する民族性は改めて痛感させられた気がします。

さて、今回世界のSteinwayとニッポンの2社(YAMAHAとKAWAI)の他に、今回はじめて公式ピアノに選ばれた歴史30年というイタリアの新しいピアノ会社、Fazioliが注目を集めました。
78名のピアニストが、それぞれ大会前に4台のうちいずれかを選ぶピアノ選定ではたった4人にしか選ばれなかったFazioliですが、なんとその内2人が入賞するという快挙を成し遂げました。

ピアノ会社といえば有名な会社のほとんどが19世紀創立の古い歴史と実績を持つ中、30年の若いピアノ会社であるFazioliがこの競争社会で勝ち抜いて、見事結果を出したというのは素晴らしい話。

で、何がすごいかというと、その調整、調律を一任されたのが、なんと日本人調律師だというから、ここにも日本人の強味がふんだんに発揮されているわけです。

Fazioli創始者のパオロ氏より抜擢された彼の名は越智さん。
越智さんのひたむきなピアノへの愛情、そして良いピアノ作りにもくもくと励むパオロ氏をはじめとするFazioli工場の人々の様子が、ホームページで紹介されています。
ファツィオリ日記

小さな会社が一丸となってコンクールへ丹精込めたピアノを運びこむまでのいきさつ、ピアノ選びの段階でやはり知名度で劣るFazioliには目もくれない、手も触れないピアニストが続く中、それを見守るパオロ氏の気持ちを思って胸を痛める越智さんの様子、そして、たった4人でもその音色を選んだピアニスト達への喜びと感謝の気持ちが綴られていて、いたく感動しました。

クラシック音楽というのは、西洋の長い歴史の中に育まれたものが基盤であり、そこへやっと瀧廉太郎あたりからジョインしたいわば新米の日本人(というかアジア人)にとって、遺伝子レベルでの感性を問われればどうしたって分が悪い。
だけど、右に出るものがいない「細やかさ」という武器を持つ日本人が、クラシック音楽の現在、未来において、その発展の主力となるのは確実です。

洋の東西が混ざり合って、新旧それぞれの良さを生かしつつ今後発展を続けるクラシック音楽の明日。
目が離せません。





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27.Oct.2010
さらばベッド。
本日は、先日eBayで売ったベッドを引き取りに来てもらう日だったので、レッスンの合間に夫が解体作業に勤しみました。
キングサイズのベッドの四方に15cmくらいの木のへりがついていて、必要以上に場所をとっていたベッドが消え、キレイさっぱり!

ついでにずっと取りたかった玄関のランプシェイドも夫にはずしてもらいました。
これにて、さらにすっきり。

とにかく狭い部屋ではミニマリズムを徹底したい我々としては、余分なものは全て除去。


さて、撤去したはいいものの、今夜から新しいベッドが来るまではカチコチの床で痛々しく眠ることになりました。
どうせだからキャンプ気分で挑もうと、寝袋睡眠を決行です。



今週はハロウィン週間と称して、生徒ちゃん達(キッズ限定)にお菓子を配っています。


「やったー!お家で食べよ〜!」とフツーの駄菓子でも愛らしい反応をしてくれるキッズを見て、40個の包装に励んだ甲斐ありです。




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昨日、今日と友人と会う合間にどうしても週末に購入しなければならないものを探して足をすりへらして歩き回りました。
昨日はヒールに足をやられ、今日は足にバンテリンを塗ってスニーカーで挑みました。

リストアップした10点の買い物を無事完了したものの、マラソン完走後のごとき疲労感。

欧州最大のショッピングモールWestfieldには今日も山のような人の群れ。
モール中央のスペースではスケボーのイベントをしていました。


ついでに我々の好きなスケボー犬の動画を。




せっせと自主的に滑っていますね。
他にも優秀なスケボー犬はいますが、いずれもブルドッグ。ナゼ?


今日はベッドを売りました。
ミクロのわが家でやたら幅をきかせていたベッドを売ってもいいかと大家さんに聞いたら快諾してくれたので、部屋をちょっとでも効率よく使えるベッドに差し替えです。
新しいのが来るまでは、寝袋。ちょっとキャンプ気分で楽しい。。。


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さきほどショパンコンクールが終了しました!
オンライン中継で結果発表を見ましたが、意外な展開。
ロシアのYuliana Avdeevaという女性が1位でした。

彼女の演奏が1位にふさわしくなかったのではなく、ファイナルに至ってはレベルで突出した人がおらず、好みに別れるかな、といった感じだったので、一般大衆から支持の厚いIngolf WunderかDaniil TrifonovかNicolay Khozyainovあたりに来るかなと思っていただけに、女性で来たのがサプライズ。
2位が二人でオーストリアとロシア、3位がこれまたロシア。
とにかくロシア強し!

でも正直今回は、1次予選から群を抜いていたスターがいたわけではなく、かなり完成度の高い数人が最終ステージまで足並み揃えての戦いだったので、誰になっても賛否両論飛び交うだろうという感じです。

1位のYuliana Avdeevaさんには、特に日本人が夢見るショパンコンクールのファンタジー、いわゆる「伝説」や「浮世離れ」といったファクターではなく、「プロの手腕」や「ショパンコンクール自体の近代化」とかいった現実的なファクターで選出された感が強いので、古来(?)よりブーニンやキーシン、ユンディに見られた日本のある種アイドル信仰的食いつきの期待は難しいかと思います。
アルゲリッチくらい超絶技巧を一刀両断できるキャラならまた別ですが。でもルックスは◎な彼女です。





ピアノを弾く人間としては、コンクールを結果より過程で楽しむので、今回も楽しい思いをさせてくれた全ての若きピアニストに心より労いと感謝の意を表したいと思います。


そして、いつまでショパンコンクールネタ続くねん…と辟易している皆さん。
まだ続きます。

コンクールでは、ピアニスト以外にも、ピアノ会社の戦いというのも陰にありまして、今回コンクールの公式ピアノとして採用された4社の熱き戦いにも注目でした。
Steinway、YAMAHA、KAWAI、Fazioliの4社の内、2社がニッポンの会社!
ピアニストたちが一人ずつお気に入りのピアノを会場で決め、全ステージ通してそのピアノを弾くので、つまりピアノ会社の陰なる戦いにもなるというわけです。
やはり世界のSteinwayが指名率はトップ。
次いでYAMAHA、KAWAI、イタリアのFazioliと続きます。
2次予選ではkawaiが意外に多く残り、おやおや?と思いましたが、結果、優勝者のYuliana Avdeevaとともに勝利の座についたのは、我らがYAMAHAでした。
ちなみに2位の二人はSteinway、3位と5位がFazioliで、4位がYAMAHA。

オンライン中継や音源では判別しにくかったですが、今回会場で聴いて、Steinwayの音がかなり硬質で、YAMAHAがやや丸みを帯びていました。
同じメーカーのピアノでも、個体差もあれば調整によって音質も変わり、かつ会場や弾き手によって音は変わるので、やはりその場で自分に合った楽器の選択が勝負のカギとなるわけです。
そういう1ミクロンの違いから生まれる漠然とした印象の違いが僅差のバトルではものを言いいますね。
オリンピックと同じです。

つくづく緊張感の中で生きている人って、すごいなぁと感心&感激して、今夜はこのへんで…
ロンドンは今夜3℃とかで、超冷えこんでおりますゆえ。




その頃ロンドンでは逃げる白鳥を追っかけ中。

のどか〜。



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何が嬉しいって、新しい洗濯機が来たことが嬉しい今週です。


古いのを撤去する際、排水パイプに石けんが化石のようにつまって、ステキな香りをまき散らしていたのを配達のオッチャン二人に指摘されたので、この機会にすっかりキレイに除去しました。
洗濯機は狭いキッチンのオーブンの横にぴたっと収まっており、その角には冷蔵庫もぴたっと収まり、こういう機会でもないとなかなか裏のお掃除が出来ません。

私は重いものは1ミリも押せないのでおなじみなので、夫が孤軍奮闘し、おわびに私が異臭が目にしみるパイプを洗浄しました。

ついでに冷蔵庫の凍りが溶け出して、昨日、今日とで完全解凍をしててんやわんやでした。



さて、来客続きで目が回ったこの数日、ロンドンの気温はグンと下がりました。
明日はかなり冷えるとのこと。
なんだか楽しみ。





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15.Oct.2010
ハートの場所。

20歳で祖国を離れたショパン。
そういう意味ではウチの夫と一緒。
でも、大きく違うのはショパンは以来二度と祖国の土を踏む事が出来なかったこと。
いつでも一時帰国でき、家族、友人とメールや電話で随時連絡をとれるこのご時世では、想像もつかないような感覚です。

ワルシャワの大通りにある聖十字架教会。
ここにショパンの心臓が埋まっています。

パリで生涯を閉じたショパンの葬儀はパリのマドレーヌ寺院で行われ、その遺体はペール•ラシェーズ墓地に眠っていますが、遺言により心臓だけが祖国へ戻ってきました。




これが教会内にある、心臓の埋まった柱です。


教会自体は第二次大戦後の修復で外装も美しく、その風貌自体が古びて歴史を匂わせるパリのお墓に比べると、ここにショパンのハートが埋まっているとはにわかにはピンと来ない感じがしました。

ショパンがオルガニストのバイト(?)をしていたという近くの小さな教会では、毎週オルガンを弾きに通っていたティーネイジャーのショパンの様子が想像出来てわくわくしました。



現在3次審査まっただ中のショパンコンクール。
今回は日本人コンテスタントは無念の全敗退。
スタートラインで国別参加率がダントツ一位だっただけに残念です。

これまで3次予選に残った面々は、ほぼ予想通り。
さて、ファイナルに残るのは誰か??
しかしロシア勢の圧倒的な強さに驚きです。

youtubeに動画が出ている人の中から数名紹介します。

優勝候補の一人、ロシアのMiroslav Kultyshev。
優美、流麗、かつ歯切れよく軽やか。



1次から注目を集める韓国のKim Da Sol。
クール、技巧的、緻密さと大胆さの同居。





人種の違いを痛感させられるロシアンボーイ、Daniil Trifonov。
品格と技巧とエネルギーのバランスが秀逸。


その他、明日登場のフランスのHelene Tysmanは体の使い方にちょっと違和感を感じるものの解釈が好みだったので楽しみにしています。

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さて、ポーランドから戻っても毎日ショパンコンクールのライブ配信を見て過ごしているので、まだその余韻が残っている今日この頃です。
現在1次予選を生で聴いたブルガリアのピアニストEvgeni Bozhanovが演奏中。
彼は今年のエリザベート王妃国際音楽コンクールというショパンコンクールと共に世界三大コンクールに謳われる権威あるコンクールで2位入賞していることもあって、注目株の一人です。

彼の場合一生懸命な若者というレベルではなく、プロの貫禄で独自の解釈を悠々と披露した一次審査でした。ここまで2次も持参のマイチェアに座ってさすがな演奏を続けています。


さて、ポーランドで何を食したかというお話。
ポーランドの料理といえば煮込みとかカツレツとかがまず浮かびますが、我々が行ったのはちょっとモダンなレストランUKUCHARZY
ホテルの厨房がレストランになっていて、シェフ達が慌ただしく料理に励む喧噪の中、ジャズピアノ演奏あり、ウェイターは所狭しとサーブにまわり、常連とおぼしき人々はグラス片手に会話に興じ、というライブリーなレストラン。
ミシュラン推奨というから行ってみました。



牛のタルタル。これでもか、これでもかととろんとろんになるまで時間をかけて肉をたたくシェフ。



大雑把なサーブながら、それなりの味。でも日本人の口にはユッケの方が合うかな。








とにかく、そのまんまの味です。
素材をシンプルに料理し、量は豪快、味つけは大胆。

狩猟民族の食事を堪能した農耕民族は、おつりを返してもらうのに100年ほど待たされて(どのお店もキャッシュで払うとこうなりました)、ようやくホテルへ戻ったのは23時頃。

それにしてもお昼に行った和食といい、ポーランドはとにかく食事が安い。
ブランド品など世界基準に合わせた価格設定のもの以外のもの、つまり交通費、食費などはかなり安いのです。







有名な日本館。
このレベルのお店ならロンドンではもっと値が張ります。味というより店舗の広さに驚き。

何しろこの弾丸トラベルではポーランドの何を理解出来たわけでもなく、ましてショパンが20歳で去って以来180年経っているこの国から彼の面影を感じ取るのはあまりに難しく、次回はポーランドの歴史や伝統を肌で感じられるまで長期滞在して、ワルシャワ以外のクラクフやアウシュビッツも訪れてどっぷりポーランド体感したいと思います。


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