ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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30.Apr.2017
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日曜の夜、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今夜はハロウィンです。今頃キッズたちが家々を回っているでしょうが、通りから隔離されたこのフラットには毎年人っ子一人来ません。。。ガイフォークスデイも近づき、近所で花火の音がしています。

さて、日曜の夜といえばN響アワー。(注:NHK教育で放映されているクラシック番組)

今宵はこちらの巨匠の指揮による、ベートーヴェンの交響曲第5番、第4楽章を抜粋でお聴き下さい。

カラヤンを敬愛するジョナサン君、当時3歳(今5歳)の演奏です。

どうです、この動き。
楽器がスラスラ弾けたり上手に歌ったり出来る3歳児は世界各地にたくさんいるのでしょうが、こんなに往年の指揮者みたいな振り方をちょくちょく見せつける幼児はそうはいないでしょう。
技術というより潜在的な音楽への反応がものすごい。

Oh Jonathan…!
すごい幼児もいたもんです。


大人のみなさん、明日からまた一週間頑張りましょう!


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さきほどショパンコンクールが終了しました!
オンライン中継で結果発表を見ましたが、意外な展開。
ロシアのYuliana Avdeevaという女性が1位でした。

彼女の演奏が1位にふさわしくなかったのではなく、ファイナルに至ってはレベルで突出した人がおらず、好みに別れるかな、といった感じだったので、一般大衆から支持の厚いIngolf WunderかDaniil TrifonovかNicolay Khozyainovあたりに来るかなと思っていただけに、女性で来たのがサプライズ。
2位が二人でオーストリアとロシア、3位がこれまたロシア。
とにかくロシア強し!

でも正直今回は、1次予選から群を抜いていたスターがいたわけではなく、かなり完成度の高い数人が最終ステージまで足並み揃えての戦いだったので、誰になっても賛否両論飛び交うだろうという感じです。

1位のYuliana Avdeevaさんには、特に日本人が夢見るショパンコンクールのファンタジー、いわゆる「伝説」や「浮世離れ」といったファクターではなく、「プロの手腕」や「ショパンコンクール自体の近代化」とかいった現実的なファクターで選出された感が強いので、古来(?)よりブーニンやキーシン、ユンディに見られた日本のある種アイドル信仰的食いつきの期待は難しいかと思います。
アルゲリッチくらい超絶技巧を一刀両断できるキャラならまた別ですが。でもルックスは◎な彼女です。





ピアノを弾く人間としては、コンクールを結果より過程で楽しむので、今回も楽しい思いをさせてくれた全ての若きピアニストに心より労いと感謝の意を表したいと思います。


そして、いつまでショパンコンクールネタ続くねん…と辟易している皆さん。
まだ続きます。

コンクールでは、ピアニスト以外にも、ピアノ会社の戦いというのも陰にありまして、今回コンクールの公式ピアノとして採用された4社の熱き戦いにも注目でした。
Steinway、YAMAHA、KAWAI、Fazioliの4社の内、2社がニッポンの会社!
ピアニストたちが一人ずつお気に入りのピアノを会場で決め、全ステージ通してそのピアノを弾くので、つまりピアノ会社の陰なる戦いにもなるというわけです。
やはり世界のSteinwayが指名率はトップ。
次いでYAMAHA、KAWAI、イタリアのFazioliと続きます。
2次予選ではkawaiが意外に多く残り、おやおや?と思いましたが、結果、優勝者のYuliana Avdeevaとともに勝利の座についたのは、我らがYAMAHAでした。
ちなみに2位の二人はSteinway、3位と5位がFazioliで、4位がYAMAHA。

オンライン中継や音源では判別しにくかったですが、今回会場で聴いて、Steinwayの音がかなり硬質で、YAMAHAがやや丸みを帯びていました。
同じメーカーのピアノでも、個体差もあれば調整によって音質も変わり、かつ会場や弾き手によって音は変わるので、やはりその場で自分に合った楽器の選択が勝負のカギとなるわけです。
そういう1ミクロンの違いから生まれる漠然とした印象の違いが僅差のバトルではものを言いいますね。
オリンピックと同じです。

つくづく緊張感の中で生きている人って、すごいなぁと感心&感激して、今夜はこのへんで…
ロンドンは今夜3℃とかで、超冷えこんでおりますゆえ。




その頃ロンドンでは逃げる白鳥を追っかけ中。

のどか〜。



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昨晩の夜遅く、ポーランドのショパンコンクール会場で、一次予選通過者が発表されました。
って、その場にいたわけではありませんが。

ネットライブ配信で世界中のピアノファンが見守る中、81名が5日間にわたって1次予選を弾ききり、通過したのは40名。

我々があの日ホールで聴いたコンテスタントの結果は、予想通りでした。
予備予選を勝ち抜いてこの本大会に参加している81名(予選免除者も含む)は、その時点ですでにスーパーヤングピアニストであり、それをどうジャッジしようというのかとお思いかと思いますが、これが不思議、粒ぞろいの中においても、やはり群を抜いている演奏というのがあるのです。
それはテクニックだけでもない、雰囲気だけでもない、音質だけでもない、なんというか全てにおいて、「この人スゴイ」オーラが出ている人がいるわけです。

もう目玉が飛び出そうなくらいの超人的テクニックに加え、一音で昼を夜に変えられそうな魅惑的な音や、思わずハートが宇宙遊泳してしまう自在なメロディの揺さぶり方、スバラしすぎて笑うしかありません。
コンクールという名の最高のショーをありがとう。(まだはじまったばかりだけど)

無念の一次敗退を遂げたピアニストたちにも同様に感謝の気持ちでいっぱいです。
私たちは彼らのたった一度の、あの日、あの時間の唯一無二の演奏を共有させてもらった喜びを忘れやしません。

さて、本日中休みをはさんで、明日からはじまる第2ステージ。
どうなるどうなる?!
楽しみです。

ライブをご覧になりたい方はこちら
一次予選の抜粋音源はこちら

ああ、時差が1時間でよかった。

会場です。


赤をモチーフにした舞台。
映像でおなじみのこの会場も、実際に訪れると小ぶりで親近感のわく感じ。


さて、気になる日本人参加者情報。
17名のうち、6名が通過しました。
昔から存じ上げている大崎結真さん(前回ファイナリスト)や、18歳の片田愛理さんなど、今後が楽しみです。

今のところ全体では、19歳とは思えないまろやかな円熟した音楽を展開したロシアのDaniil Trifonovなどが注目されています。
大陸出身の人はピアノに限らず万事において日本人より大雑把な気がしますが、それが芸術のスケールの大きさとか包容力においてはうまいこと作用しちゃって。
そのくせ雑でない。

ヨーロッパに住んでいて未だ解明できないその謎にあらためてうならされています。




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23.Jul.2010
愛用Tシャツ
昨日雷がなって、ざざっと雨が降ったかと思ったら、すっかり寒くなったロンドンです。
今度こそほんとに寒くなっています。


さて、こちら夫の愛用Tシャツです。

モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の自筆譜デザインです。

ちょうどこのシーン↓の3人のレチタティーヴォ(セリフ調)の楽譜です。




レチタティーヴォの後のケルビーノ(女性歌手が男装して演じる思春期少年)の有名なアリアは、私もいつもお風呂でララララ歌っています。
このケルビーノ少年は、思春期ゆえに自分で制御不能なくらいに女性に節操がなかったので、伯爵に叱られて軍隊に送られそうになります。

でもそういう伯爵こそ実は節操なしで、最後は伯爵夫人たちが彼に一泡吹かせる、という節操なし男こらしめ物語です。

「オペラはよく分からない」という人には、おちゃらけた台本がステキなこのオペラをオススメしています。


ちなみにこの節操なしTシャツ、音楽グッズではなく、普通のレーベルのTシャツで、たまたま見つけたものです。




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ショパンコンクールの予備予選の最終発表が出ましたー!
ドンドンパチパチ。
これで盛り上がっているのが私だけってことは百も承知ですが、5年に一度のことですので、是非おつきあいいただきたい。

結局、81名の予備予選通過者が残り、そのうち17名が日本人です。
今のところ日本人率はほぼ変化なくキープされています。
彼らが10月のショパンコンクールで王座を巡って華麗なる戦いを繰り広げるわけです。

ショパンコンクールの特徴は、そのすべてのステージの課題曲がショパンの曲であるということ。
モーツァルトやベートーヴェンは弾きません。
ショパンは名ピアニスト兼作曲家だったので彼の作品のほとんどがピアノのソロ曲なのですが、ようは彼の作品だけに限定しても、ピアノのエキスパートが作った最高レベルのピアノの曲がどっさりあるわけです。

ピアノの国際コンクールって何弾けばいいの?と思ったあなた様のために。

受けるにはこれだけの課題曲を準備しなければいけないという過酷な条件をご紹介いたします。


第一次予選
●エチュード2曲
●ノクターン1曲
●バラードまたは幻想曲またはスケルツォの中から1曲

→まあ全部弾いて大体20分ちょっと。


第ニ次予選
●バラードまたはスケルツォの中から1次予選とは違う1曲
●ワルツ1曲
●マズルカ1作品(マズルカは通常3〜5曲で1作品になっています)
●ポロネーズ1曲
●1次予選で弾いていない任意のショパンの曲1曲

→演奏時間40-50分です。


第三次予選
●ポロネーズ1曲
●ソナタ1曲
●前ステージで弾いていない任意のショパンの曲1曲

→演奏時間55-60分です。


本選
●ピアノコンチェルト(オーケストラと競演する曲のこと)1曲

→40分前後です。


以上のどっさりです。
まあ選曲や個人差で多少幅はありますが、大体2時間40分弾き続けるくらいの曲の量です。
まさか1次で落とされることを見越して後の予選の準備をしない人なんていないし、1次予選から本選まで1ヶ月の間に行われるので、通ってから次の準備、なんて余裕はもちろんありません。
そもそもポーランド入りしてしまったら、練習場所や時間も制限されてしまうわけなので、10月までにこれだけの膨大な準備を完全に終えておかないといけないわけです。


他の大きな国際コンクールでも同様ですが、参加することに意義がアリどころか、参加出来たら素晴らしい状態です。


でもまあ言ってもこれは祭典なんで、落ちたから才能がないとか、勝ったから一生ピアニストとして安泰とか、そういうわけでは全然ありません。
そもそも八百長コンクールとの見られ方もないわけではないこのショパンコンクール。
ポーランド人が中国人と同じ割合で7人も予備予選通過したなんて、開催国の特権枠が大きすぎるとか、まあいろいろ言われますが。
「国際」規模のイベントには特に権力とお金の影がうごめくのは避けられないこと。だから、結果が重要なんではなく、その経過をしかと見守って楽しませてもらうことに意義があるんです。

今回の参加資格は、1980年から1993年生まれの人。
17歳から30歳までのフレッシュな汗と涙の物語、見逃せません。

著名人が住んだ家や何らかの関わりがあった家に貼られるブループラーク。
ロンドンのSt.Jamesにあるこの家。1848年。イギリス滞在中だったショパンが「生涯最後の演奏会へこの家から出かけていった」と書かれてあります。


イギリスが大嫌いだったショパンは、晩年(といってもまだ38歳)でイギリスへ来て、どんよりした気候ですっかり結核が悪化したといい、「アホで無知で粗野なイギリス人」に辟易し、なのにそこでの演奏会が生涯最後のものとなり、パリへ戻って息を引き取ったのです…


諸行無常の響きあり。


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先週土曜日にイギリスへ戻るはずだった友人が、昨日までポーランドで足止めされていたのですが、昨日飛行機のキャンセルが解除され、無事戻ってきました。
速攻お土産を持って我が家へ来てくれて、夜中3時までしゃべくりました。

イギリス人パイロットも同様に足止めを食らっていたので、いよいよ離陸の時には、
「We're going back home Ladies and gentleme------n!!!!」
とハイテンションだったそうです。

土曜日まで便がないと言われていたのに、念のため空港を訪れたのが幸いして、ラッキーにも一番最初の飛行機に乗れたそうです。
そう、ピアノ好きにはたまらない、あのショパン空港。


ショパンLOVEの私のために、以下のようなイケてるお土産を買ってくれた彼女。







今夜は冷えるのでショパンヴォッカであったまろうかしら。
ピアノがうまくなりそう…


今年はショパン生誕200年で、ポーランドではこの1年を大いに祝福するイベント目白押しであったのに、今月10日、大統領夫妻を含む国家の要人が大勢飛行機墜落により亡くなりました。
今年は第16回ショパンコンクール開催年でもあり、国家が泣き崩れる事態となっては12日からの予備予選も延期になるのでは?と思われましたが、予定通り行われました。
が、
そのまた最中にアイスランド噴火で、予備予選に参加予定のコンテスタントたちがワルシャワ入り出来なくなるなどかなり大変だったようです。

友人が仕入れたポーランドの生情報では、きっとこの1年は喪に伏すためコンクールも延期だと人々は言っていたそうです。


今のところオフィシャルにそのような情報は出ていませんが、ポーランド国民が涙涙の日々を送っていることは確かなようです。

大統領官邸前には街全体を埋め尽くすような人々が花やキャンドルを捧げに集まり、長蛇の列をなしていたそうです。

160年前のパリでショパンの葬儀に集まった群衆を思い浮かべ、悲痛な気持ちになっています…




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昨日久しぶりに演奏会で大当たりが出ました。
くじを引いたわけではありません。
くじではティッシュ以外当たったためしのない私ですので。

好きな演奏家の演奏を、いい時もそうでない時も長いスパンで追い続けるのは聴衆の楽しみのひとつですが、自分の人生のターニングポイントのように、時々訪れる一回きりの大当たり演奏会というのは、ずっと思い出になって素敵です。


昨日とあるピアノリサイタルに出向いた私。
小さな(実際大きいけど特別に大きいとは言えない)古い教会で。
弾いたのは韓国人のピアニストSunwook Kim。

彼はイギリスが世界に誇るリーズ国際ピアノコンクールの前回(2006年)の覇者です。
アジア人初の優勝者であり、初代優勝者以降最年少での快挙でした。


2006年のコンクール本選にて。



現在21歳のこの青年、そのルックスはピアノ界の平野啓一郎といった感じですが、本当に素晴らしい。

久しぶりに大興奮の演奏会となりました。
まさかこんな地味な薄暗い教会で、ギシギシやかましい椅子とセットの傷だらけのピアノで、平凡な日曜日のお昼に、スーパーピアニストに出会えるなんて思ってもいませんでした。


リーズの優勝者ですからもちろんテクニックは超一流ですが、その上彼には、
・高校球児のようなあやうさとはじける若さのコラボ
・アジア人ならではの奥ゆかしさを打ち破って放出されるパッション
・よもや21歳とは思えない海のように成熟した理解力と構成力と包容力
・よせては打つ波のようにスケールに大小あれど決してとがらない瑞々しさ
数え上げればキリがない魅力が満載。


プロコフィエフやショパンのソナタといった難易度特級のプログラムを聞き終えたときには、私めの感覚という感覚、欲求という欲求が全て満たされておりました。



ショパンも雲の上で「時代は変わりましたね」と言っていることでしょう。



演奏会には万国共通で必ず「沈黙に耐えられない病」の人(主にパーマのおばちゃん)がいて、息を呑むような聴き所で一心不乱にバリバリガサガサ鞄の中のあめちゃんを出したり、分娩室の前で待つ新米パパのように尋常でなくそわそわしたり、とにかく理由は謎ですが大抵一人はいます。

昨日に関しては、おそらく一人はいたであろうそんなおばちゃん(おじちゃんかもしれない)の存在には一切おびやかされることなく、ただひたすら太陽に向かってのびる花のように耳と目が彼に釘付けでした。


素晴らしい演奏会に立ち会えると、まるで自分の手柄のような気分になって、ナゼか気が大きくなる私。

ピアニストだって毎回同じ演奏をするわけでなく、聞き手のこちらも毎回同じコンディションで聞くわけではないし、もちろん会場やピアノや天気も季節も違うので、つまり、最高だと思える演奏会に出会えるのは、はっきり言って、奇跡ですね。

得した気分を通り越していばりくさっている私です。


来月カナダで同じプログラムで弾くようですが、そこでも誰かビビビっとしびれることになるでしょう。
写真、大切にしよう~。




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