ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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29.Mar.2024
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観ているTV番組を一つ紹介します。
ロンドンにある「premier」というモデルエージェンシーの日常を追ったドキュメンタリーです。
ロンドンでは有名なエージェンシーの一つです。

全7話放送で、1話目のタイトルは”new face"でした。

new faceとは文字通り、だいたい16歳から20歳の若い新人モデルの事を差します。new faceといっても、既に雑誌に引っ張りだこの子もいて、商業用のカタログに起用しようと思えば、premierレベルのエージェンシーだと驚くようなお値段します。

お金の話はさておいて、一流モデルになるべくチャレンジングな日々を送るnew faceの10代の子供たちや、時には兄姉のように彼らに接し、世話をしながら、少しでも大きい仕事をとって世に売り出そうと奮闘するブッカーたち(日本の芸能人のマネージャーみたいなもの)の様子を追ったドキュメンタリーです。
「はいpremierです。…身長は?…残念ながらその身長では不十分です。」ガチャン、と、モデル志願のキッズからと思しき電話問い合わせにけんもほろろなゲイや、両親と小さい弟まで総出で田舎からロンドンまではるばる面接に来るファミリーなど、観ていてひいたりほっこりしたり。


ファッション界の通例ですが、登場人物のほとんどの人の話方が下品です。その筋の英語の勉強に最適です。


これまたイギリスにお住まいの方のみですが視聴はこちら


この番組に限らずですが、イギリス人はとにかくよく泣きます。大人が仕事中に泣きます。
端から見ていれば自業自得なことでも泣きます。そこが日本と違います。
例えば、自分がプライベートでゴタゴタして仕事をおろそかにして同僚や上司と衝突したら、「だって私生活が大変なんだもの」と泣きます。
日本ならプラス言い訳の罪で二重に罰せられるところ、イギリスでは何となく周囲の理解を得た感じに持って行けるので毎度驚きです。
もちろんまともなレベルの人々の間では通用しませんが、僕らの予想をはるかに越える範囲で有効です。

あと、まるこいチャーリーという犬がかわいいです。



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05.Mar.2011
ガリアーノの件
今、巷はJohn Gallianoの話題で持ち切りです。
ガリアーノがユダヤ人に対して差別的発言をしたという事で、今月1日付けでディオールから解雇された事件です。

ディオール=ガリアーノというくらい切っても切り離せないイメージだっただけにショッキングな出来事です。

"相手が先に手を出した"とか”喧嘩相手がたまたまユダヤ人であったために、ユダヤ人全体に体して暴言をはいたとされてしまった" 、更には全てが仕組まれていたという陰謀説も飛び出していろいろな憶測が飛び交ってますが、真相は薮の中です。

あれほど揺るぎなかったものが一夜にして終焉を迎え、最先端が一瞬にして過去となってしまうんだと思うと何だか悲しいですね。表層的でおバカなワールドですが、それを分かっていても抜けられないこの世界。


先週「McQueen and I 」というchannel4の番組を観ました。
昨年他界した天才デザイナー、アレクサンダー・マックイーンのドキュメンンタリーです。

イギリスにお住まいの方のみですが、こちらからご覧になれます。

彼の兄弟や友人が彼との思い出を語ったり、彼の育った家を訪れたり、マックイーン本人やイザベラ ブロウのインタビュー等があったり、彼の最初のコレクションから順を追ってみる事ができます。
特に彼の卒業コレクションは圧巻です。

彼が自殺する9日前に彼の母が死去していたこともあり、実はお母さんがデザインしていたなんて笑えない冗談を言ってた人がいましが、一般人の想像を絶する苦悩の人生だったんだと思います。

今回のガリアーノ事件は、去年のマックイーンの死を思い起こさせる程ショックでした。昨年の丁度同じ時期の寒い日でした。僕は大学院でファッションウィークに向けてコレクションの完成に向けて必死のパッチで作業していた時で、その日もランチを買ってセントマーチンズに戻ったところで、何人かがマックイーンが自殺した、と話しているところへ遭遇し、本当にびっくりしました。


その時まさに彼が学んだコースで同じ教授の元で同じスタジオでせっせと作業に励んでいた僕ら全員がショックを受けたのはいうまでもなく、あの日は学校全体が心なしかひっそりしていました。

すぐに教授に電話インンタビューがかかって来て、たまたまその時教授にホッチキスの止め方が悪いと叱られてやり直しをさせられていた僕は、横で自分のデザインをポチポチと止め直しながら、しんみり教授の話を聞いていました。

Alexander McQueen 'an unimaginable loss'

自分の憧れていた世界のゴールが自殺だと分かって、落ち込みました。


ガリアーノはもちろん生きているけど、ガリアーノディオールのあっけない幕切れには、ファッションの世界のpopな酷薄さを思います。


とかなんとか思いながら、非情のご多分に漏れず、僕自身不謹慎にも新しいディオールが楽しみでもあります。
誰が引き継ぐのかな〜?


Vogue Paris september 2006, Craig McDean
John Galliano




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04.Mar.2011
告白



上の写真は先日の写真撮影からの一枚です。残念ながらこの撮影ではルックブックに使えるものが撮れなかったので、ただいま撮影第二弾の準備中です。

今季(2011年秋冬)はロンドンファッションウィーク期間中にフリーメーソンズホールにてエキシビションをしました。


こちらがその建物。イギリス発足のフリーメイソンの本部です。
ミィーティングや打ち合わせの際に館内の見学もして、祭壇なども覗き見しました。


というわけで、コレクション作成の怒濤の日々も終わりました。
貴重な時間と労力をかけてサポートしてくれた全ての人に、感謝!!!
ストレスフルな生活中に出来た両手合わせて176個の原因不明の斑点(じんましん?)も無事消え失せ一安心です。
先週はルックブック作成の準備をしつつ、デスクワークやスタジオとして使った部屋中の整理等を中心に事後処理に励み、週末にはゆっくりテレビを見たり映画を見たりしました。

日曜日は久しぶりに二人でゆっくり過ごせる日が到来したということで、ICAに「告白」を観に行きました。
日本で相当話題なようですね。

映像がキレイでpopでいい映画だなと思いました。
エキゾチックな意味で本当に日本っぽくて、外国でも評価が高いだろうと感じました。特に最初の1時間くらいが面白くて、残りはさっと終わりますがクライマックスなんてなくてもいいやと思わせてくれます。





明日はテレビ番組をリンクします。




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スーパーご無沙汰です。
いよいよ初コレクションまで後4日となりました。

昨日はフォトシュートを行いました。
このシュート用にモデルを探すのが一苦労でした。何しろニューヨークコレクション中の今、ロンドンのモデルもほとんど出払っているので、そうでなくても予算の少ない小さなレーベルにいいモデルが回って来ることはなく、難航に難航を極めました。


さて、昨日は朝からフォトグラファーとモデル、ヘルプの人二人も来てくれて、協力してくれたヘアとメイクの子たち、アシスタントのリリイ、遊びに来てくれて手伝ってくれたKちゃんなど、総勢10名が狭い我がフラットにすし詰めになりながらヘアメイクや段取りをしました。
サンドイッチや細巻きなどをつまみながら談笑も交えて。

さて、いざ撮影に出かけたら嫌〜な予感的中の雨。
更に強風というオマケつきです。
寒いのなんの。


ロケーションは近所の倉庫街です。
寒すぎる。



しばし休憩。
寒くて毛布にくるまりながら。



などと書いているわたくしめは、みんなを撮影に送り出してから私用で街へ出たので、レールを風から守り、服を雨から守り、必死のパッチで撮影に挑んだ9人の報告を夜聞いてしたり顔で今書いております。


後四日、頑張ります。



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もちろん、イギリス人にとって日本と中国の文化の違いを認識するのはとても難しく、「私って大の日本好きなの!」と豪語する人が、平気で西太后の寝間着みたいなカラフル刺繍のガウンを来ていたりするわけで。
私は一応「ニーハオ!」と街で呼びかけてくる人には、「それは中国語で、私は日本人ですよ」と親切にもお教えすることにしています。


こちら、イギリスの人気コメディショー"Come Fly With Me"での1コマ。
空港を舞台に、架空の航空会社で働く人々や乗客を全て2人のコメディアンが演じる番組です。
これは、イギリスのおっさんコメディアンの熱狂的ファン(いるはずないけど)Japanese School Girlsが彼に会うためにわざわざ日本からやってきたという設定。
瞼を一重にしているのが乙です。



too shy, too shy! など、連呼する日本人の特徴はつかんでいる模様。
意味不明な低音部分と最後のお辞儀は、彼らの日中混同癖です。

大抵の日本人は自他国のアイデンティティを区別し、尊敬したいと思っている一方、自ら進んでそのボーダーをあやふやにしようとする(それをビジネスのテクニックとして)国が多いのが現実です。
日本食レストランも、香港人、韓国人、中国人経営のものがとても多いのですが、中には全く日本食でも何でもない、というものまでアリ。

これは日本食ブランドYUTAKAのスーパーのラインアップ。


その並びに、どさくさに紛れて陳列される「のりせんべ」。
このコイケヤスコーンみたいなものをのりせんべと銘打って売る異国の会社と、それをせっせと日本食ラインに並べるイギリスのスーパー。
せめて「のりせんべい」と表記し、のりせんべいに見えるものを作ってくれればねぇ〜と思う今日この頃でした。






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今日は朝からすったもんだありましたが、なんとか事態の収束にこぎつけました。


今日中に何とかしないといけないことが3つあったのですが、運良く午前中に全て何とかなりました。イギリスでは珍しいこういう日。
昨日の夜は冷や汗モノで怖じ気づいていたので、今日はゆっくり眠れそうです。

そもそも3つの内の2つは自分たちで蒔いた種だったので、今日はしんみり反省しようと思います。

一応事態が収まったのでホッとしてOxford Circusを歩いていたら、こんな子を目撃。


スチャっとお行儀よく座っている様が、気分的に、やけに立派に見えました。

で、晩ご飯用カレー粉を買い忘れたので、今から二度目の買い物に行きます。
ああ、2011年はマヌケを克服したい…



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24.Jan.2011
歳の差と敬語
昨日の土曜日は夕方までレッスンだったので、終わってから誕生日ガールの友達を夕食に呼んでお祝いをしました。
夫のギターと私の踊りと二人のバースデーソングつき。
よもや音楽を生業とする者とは思えない低クオリティで、自分たちもびっくり。

飲めない夫はさておいて、彼女と二人でワイン1本とビールを飲んで夜中まで遊びました。
ところで彼女と夫は1歳違いなので、私より4歳年下。
なぜかロンドンでは大体の友達が年下で、夫の友人や後輩になるともっと年下なのですが、英式タイプの年齢は問わない系年下日本人は良いとして、イギリスにおいても和式に年齢や立場を重んじる子たちが意外に多く、ついつい私が威張りん坊になる嫌いありです。
そのくせイギリスでは敬語もなければ年齢によって態度を変える必要もさしてないので、年上の人々にも都合よく偉そうにしているわけで。
すっかり麻痺した私は日本の先輩と連絡をとる時など、2、3歳の差ならないも同然に忘れてフランクになってしまい、後で反省することが度々です。

日頃幼き生徒ちゃんたちに先生という立場をふりかざして威張っている私の場合、ことさら危険です。
日本の社会へスムーズに戻れるように、日々気をつけたいと思います。

これは、その友達が誕生日にくれたdiptyqueのハンドクリーム。
テクステュアがもってりとリッチで、ハンドクリーム大好き人間の私のお気に入りの一つです。


今日は一日夫のアシスタント業に勤しんで目がカピカピするので、ここいらでおとなしく寝ようと思います。
明日からまた皆さん頑張りましょう。



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