ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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26.May.2017
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週刊classic vol.29では、ヘンデルのオペラ「リナルド」から一曲をご紹介しました。

このオペラは十字軍の英雄「リナルド」が、愛と国のために魔女たちをやっつけて勝利を得るという筋書きの、完全なヒーローものです。


強くてかっこいい正義の味方!はいつの世にもどこの国にもシンボルとしているのでしょうが、西洋の場合はコロニアリズム(植民地主義)とかインペリアリズム(帝国主義)とかの概念が強いので、正義の定義自体が「・・・?」な場合も多々あります。
この「リナルド」の場合、イスラム教徒たちが魔女と手を組んでいる悪者である、という設定が思い切り差別的です。


英雄といえばイングランドの守護聖人、聖ジョージ。
(セントジョージズデーは4月23日ですが、休日ではありません。)
聖ジョージはキリスト教の聖人の一人で、もともとは11世紀頃のトルコあたりを舞台に悪い龍を退治した伝説から生まれた英雄ですが、この人が洋の東西を問わず英雄とされて、イングランドの旗まで聖ジョージの象徴、レッドクロスになったというのですから、国と宗教のボーダーが交錯している感じですね。


以前イギリスのAndoverというローカルな街で、ママさんコーラス(おじさんたちも含む)の伴奏をした折、エルガー作曲の「the Banner of Saint George」(聖ジョージの旗)という合唱曲をやりました。
曲自体とてもかっこよく、大勢が一丸となって、勇敢な聖ジョージがドラゴンを退治してお姫様を救うシーンを熱唱するのを、何だかいかにも日本人の表現と違っておもしろく感じながら伴奏していました。



余談ですが、スサノオノミコトはヤマタノオロチを退治して、クシナダヒメを救う約束をする前に、
「クシナダヒメをお嫁さんにくれるなら」
という条件を出し、聖ジョージは捕まえた龍の首ねっこを抑えつつ、
「国全体がキリスト教に改宗すると言うならこの龍の息の根を止めてやる」
という交換条件を出したということです。

英雄とは非常にクレバーです。




写真は、2001年に発売でヒットしたサラ・ブライトマンのクラシカルクロスオーバー系クラシックアルバムで、当時よく聴きました。
サラの歌声は、よく「透き通った」とか「美しい」と表現されますが、私はしなるムチのような、急流の清泉のような、彼女のいかにもイギリス人らしい強い感じが魅力かと思います。
「私を泣かせて下さい」が入っています。


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