ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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14.May.2024
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週末から、6月の発表会のプログラム作りをしています。
主にIllustratorとPhotoshopで作りますが、こういう作業って、本当に時間がかかります。
これでいいかな?と思って試し刷りしてみると、考えていたレイアウトと違ったり、気付かないミスがあったり。

広告デザインとか書籍の校閲のお仕事をしている人を心底尊敬します。

ずっと同じデザイン、同じ文面を見ていると、何度読み返しても誤植に気付かないんですね。
人の目って怖い。
人の脳が怖いのか。


そもそも私はこういう作業が大好きなので、ピアノを弾く、ピアノを教える、子供とたわむれる、いろんな人に出会える、発表会のオーガナイズをする、わがままだから9-5時ワークよりフレキシブルがよい、出無精だから在宅ワークがいい…、
天職というしかありません。


そもそも自分は教えることが好きだとか、子供が好きだとか、学生時代には微塵も考えたことがなくて、自分は演奏して拍手もらう人になるんだ、とか、評論とか批評家として研究や文筆活動もしたい、とかいうことしか思い描いていませんでした。


ところが実際は頭の中が随分カオスでエモーショナルな質で、人の演奏を理路整然と紐解き評価するような頭脳は持ち合わせていないことが判明し、演奏は自分の弾きたい時に弾きたい曲を弾くという傲慢ぶりで、常に高水準の演奏を提供して生業とする職業演奏家の資質を微塵も持ち合わせていないことも分かり、こどもという「守ってあげたい存在」というより、やけにウマがあう存在と日々共に成長できることを望むタイプだということも分かり、自然にこういう生活になっていました。

一生懸命サポートしてくれた人々に足をむけて眠れない…。

またいろんな経験を積んだら脳ミソも落ち着いて、今後また別のことを目指すかもしれないし、どうなるか分かりませんが、とにかく周りの友人達を見てもみんな絶妙に自分の道を見つけて生きているなぁと思うのです。

人は今何をしているかで幸福の度合いを計るのではなく、どういう決意をして生きているかで幸福かそうでないかが決まるのではないかと。

以前TVで、駅で寝泊まりしていうるおじさんが、「缶拾いとか日雇いの清掃とかの仕事が出来る限り、国から援助はいただけません」といって毎日を一生懸命生きておられて、職を失う前は立派に働いていたんであろう思い出の重圧に負けるでもなく、ゴミためのようなところで一日の終わりにホームレス仲間のおっさんと1カップを飲みながら爆笑している姿が、やけにほのぼのしていました。



そういうことを噛み締めつつ、それでもなお、やっぱり、
「もし3億円拾ったら一生悩みないよね〜」
と夢見てしまう私。


プログラム作成しながら何を書いているんだか。


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ハッと気がつけばまた更新が滞っていました。
どんなに忙しくても睡眠を削ってちゃんと毎日更新している人もいるというのに。
面目ない。


ところで我々が日々必要以上に仕事のはかどりが悪いのには、我々がノロいこと以外にも理由があります。
イギリスにお住まいの方なら力強く賛同してくれると思いますが、この国の人々(イギリス人のみならず居住者全員)はとかく時間にルーズです。

2時に誰かが来ると約束してあっても、3時を想定しておくのは当然のことで、例え2時に「ごめんなさい、10分ほど遅れます」と連絡が入っても、それは3時頃に来るという意味であって、言葉通りの意味ではありません。

つまり、予定がなかなかたてられない。
たてたとしても、予定通りにはすすまない。
結局2つの用事に、我々の感覚でいうと4つ分の時間を要する。

というわけです。
一番タチが悪いのは、予定日に実現できず、また別の日に持ち越されること。
と思ったら、またキャンセルされてまたまた別の日に持ち越されて。。。尽きることがありません。


と、言い訳をしてみましたが、本当です。

最近免疫が出来た我々は、
「1時間後にはつくから」
と言われると脳が自動的に、「OK、2時間後ね」と理解するようになっていますが、それでも待ちぼうけを食らうことは避けられません。


そんなワケで、ばっちりオンタイムにレッスンに来てくれる我が生徒ちゃんたちには感謝の念でいっぱいです。
さすがジャパニーズ。


ウチに来てくれるピアノの調律師さんは、なんともびっくりオンタイムに来るので、感激した我々は思い切り彼をほめたたえました。
すると次の回には彼は張り切って30分も約束より早くやってきました。
もぐもぐ朝ご飯を食べていたのであわてました。

ほめると育つと言うけれど…





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いやはや、決まりましたね。
346人がすでに書類選考によって世界中から選ばれし精鋭であったにも関わらず、更に215人にしぼられました。
AKBで1位になるのだってすごいことですが、この数を考えたらぞくぞくします。
審査する方も相当な体力を要しますね。
心身ともに健康でなければ勤まりません。








あ、申し遅れましたが、ショパンコンクールの予備予選を通過した本大会出場者の話です。
予備予選参加者は現在の段階で346人中68人が日本人で、国籍で競ったら圧倒的世界一です。
以前お話したとおり、今月中旬に行われた予備予選を215人(内41人が日本人)のピアニストたちが通過しています。

5人に一人が日本人です。
これは本当にすごいことです。

よく、日本人は平均的にレベルが高いけど、突出した人が育たないと言われますが、もはやそれがどうした?平均値が高いことだって立派に世界において突出した強味だ、と声を大にして言いたい。

海外に住んでいると、「日本人はナイスだけどパンチがきいていない」とか「ポライト(礼儀正しい)だけどはがゆい」みたいな典型的→魅力に欠ける的評価に対して、「無礼で性格悪くて雑だけど天才肌」に負けず劣らず長所じゃないか、と思うのです。

そろそろ「破天荒=魅力的」という図式にあきてきたからでしょうか。


それともう一つ。
世界大戦以来日本人が世界に対して抱いている「異常なまでの卑屈な精神」が生んだであろう、逆差別。
よく日本で認められなかったアーティストが、先に海外で認められて逆輸入されて国内ブレイク、みたいなことがありますが、まさにこれです。
「世界の皆さんがよいと言うなら、我々としても応援します」
ではなくて、そのへんはちょっとイギリスなんかを見習ってもらいたい。

イギリス人だからってことで何に関しても評価が倍増するこの国は、ある意味その精神が実はガランドウのこの国を未だ大帝国然と構えさせている所以である気がします。

というわけで、私は今回は日本人というだけで堂々とひいきして勝手な審査を行おうと思っています。



よその国の「自国贔屓」にあてられすぎて、対抗意識を燃やす私より。




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イギリスは来週の総選挙にむけて盛り上がっています。
保守党が13年ぶりに政権を奪回するか、または自由民主党が二大政党を退けて新世代を打ち立てるか、または労働党が何とか逃げ切るか。

参政権がないのにこの選挙に無関心でいられないのは、イミグレーションの問題があるからです。
先日のTV番組で3大党首が生討論を繰り広げましたが、しょっぱなのオーディエンスからの質問がイミグレーションの問題をどうするか。ということでした。




3人の中ではデービットキャメロン@保守党が、なんともしたたかに勝ち抜きそうな風貌で、5年首相を勤めたゴードンブラウンはとりあえず人気がないし、その二人に横やり入れているニッククレッグ@自由民主党は口調はなかなか冴えるけど表情が冴えない感じで。。。。

今や労働党と保守党の政策に大差がなくなって、誰が首相としてふさわしいかという党首のカリスマ性を競う戦いになっているとか。

誰に軍配が上がるのでしょう。
保守党になったら、我々ガイジンは今以上に肩身が狭くなります。
労働党もダメですね。
ガイジンとしての損得のみでいったら、Lib Demsこと自由民主党に心の一票を!


だいたい、ガイジンを十把一からげにして排除するなんて、問題の本質を分かっていないではないですか。
排除すべきガイジンを排除し、清く正しく慎ましくイギリスに貢献しているガイジンは歓迎すべきで、つまりその選別にもっと力を入れるべきなのに。


あと5年生まれるのが早ければ、我々の人生変わっていたものを…(visa問題年々厳しくなっているので)



恐怖の5月6日、総選挙まであとわずか。




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27.Apr.2010
夫は見た!
昨日夫はすごいものを目撃してしまいました。


近所の、うちと同じような形のフラットに、とあるクリスチャンのおばあちゃんが一人暮らしをしているのですが、彼女は真冬だろうと夜中だろうと全ての部屋の窓をいっぱいに開けっぱなしにしています。
2階だから泥棒の心配がないと思ってか、または壁一面に貼られたジーザスがお守りくださるからか、外出時にも開けっ放しです。

昨日ちょうどその家の前を通りかかった時、なんと、あの、イギリスの象徴であり、愛くるしいお目目とどんぐりをほおばるかわいいほっぺたと、ふさっふさのしっぽがウリのあのリスちゃんが、イエス様を心から愛するおばあちゃんの家のレンガ塀をさささっとよじのぼり、窓から不法侵入するところを、夫は見た!




イギリスのアイコニックアニマルも、しょせんはねずみのお友達です。

同じ系列の建物の同じく2階に住む我々としては、この脅威の事実を忘れることができません。
なにしろ網戸がないのですから。。。
かといって、窓を開けないわけにもいかない。
となると、このフラットの塀がレンガであることを恨むしかない。。。つるつるの壁だったらよかったのに。

今までは、木によじのぼったりとんだりはねたりする彼らの姿を窓からながめて微笑ましかったのが、昨日を限りに、木の上から常にこちらを監視し、すきをねらっているスパイ軍団に見えてびくびくしています。。。


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26.Apr.2010
朝から大激怒
お天気にも恵まれた気持ちのよい日曜の朝。
なぜかインターネットがつながらない…

ロンドンマラソンの影響かしらと思いつつ、待てど暮らせどいっこうにピコっともランプが点滅せず、disconnectedのまま。
あまりにもいらいらしてVirginへ電話したのが災いのはじまりでした。
これ以上性格悪い人いるかしらというくらい態度の悪い男がカスタマーサービスで担当になってしまいました。
なにしろ早口でなまった英語をまくしたて、
「え?」
って1度でも聞き直そうものなら、大声で、「だーかーらー!!」と逆ギレ状態で怒鳴ってきます。
当然こっちも一瞬でキレて、
「How could you talk to me like that!!!!! I asked you to speak slower! You should be nicer to me as I am foreigner!!!!!!!」
と、こうなります。
その後は相手も態度を180度変えて接してきたものの、すっかり頭が噴火している私は、すぐに電話を夫にパスしてやってもらいました。
結局夫が最後の方でまたイライラを出してくる相手に「とにかくもうちょっと落ち着いて話しをしたまえ。君の名前は?名字は?どこのデパートメント?」と聞いて切りました。
なんというカスタマーサービス。
今からクレームの手紙を出すことは言うまでもありません。


結局そのルードなおっさんは何ひとつ解決してくれず、
「こちらのサービスには問題ないから、お宅のソケットを新しいのに取り替えろ」
の一点張りでした。
しょっちゅうdisconnectになるのが特徴のvirgin netなので、絶対向こうに問題があると確信し、新しいソケットなんて買わないもんね!と気晴らしに買い物に出て戻って来たらネットが復活していました。
言わんこっちゃない。


むしゃくしゃするのでお肉を買って来て家焼き肉をエンジョイし、憂さをはらしました。
ちっこい家ですが、ピアノがあるのでキッチンがセパレートになっている家を探した甲斐があり、閉め切ったキッチンでもうもうと煙を出しながら日本の焼き肉を味わいました。


イギリスのカスタマーサビスの質の悪さは世界でも有名です。




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気落ちした時の解消法、復活法は、人それぞれ。
買い物や食事で憂さ晴らしというのは憧れるのですが、衝動買いするには資金がない、やけ食い出来る余裕のないだらけた肉体、やけ酒をあおりたいもアルコール虚弱体質、などなど、なかなか爽快にいかない我々の場合は、手っ取り早くコレです。

めんどくさくてほっているやるべきことをやる、

です。
大層に言いましたが、それは単にたまったレシートの整理とか、ホコリのたまった箇所の掃除とか、およそ日頃からきっちりした人にはないような問題を解決することです。


ちょっとブルーになることがあった今日は、電気ケトルの中に鍾乳洞のようにたまりにたまったかちんこちんのライムスケール(ヨーロッパは硬水なので石灰がたまる)をきれいさっぱり除去しました。
「明日こそ」と思い続けてン万年、今日に至っていたので、たまった量だけ取り除いた達成感があります。
通常は皆さんこまめにされているでしょうから、この達成感は味わえないことでしょう。
お恥ずかしい。





友人にもらったお香です。
甘酸っぱい香りが何とも珍しくてとっても癒しです。
日本産で、一本一本職人さんのハンドメイドとのことです。





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