ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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28.May.2007
!!ブーム。
ブームというのは、本当にすごい。
特にイギリスに来て強く感じるのは、日本ほど「ブーム」が力強い国も珍しいということ。
ひとたび「ブーム」が起これば、どんなものでも注目を浴び、万人に愛され、求められ、認められる。
これに関しては日本が世界一のような気がします。
何しろ、人々は常にブームに従って共通のものを追いながら、足並みそろえて生活をしているような印象を受けるからです。


「のだめ」効果で一気にクラシック音楽がブームにのった昨今。
あれほど敬遠されていたクラシックが「101回目のプロポーズ」以来の快挙で、ホットな音楽の地位を獲得中で嬉しい限りです。

それにしても、6月14日にナムコが発売するという新RPG「Trusty Bell~ショパンの夢~」には驚きました。
ブームだからゲームが出て当然の流れですが、何に驚いたかと言うと、そのナムコが天下の大ピアニスト、ブーニンと契約してショパンの演奏を収録したというのに驚きました。
ブーニン自身もまさかゲーム会社と提携して録音をしようとは予想だにしていなかったでしょうね。時代を感じずにはいられません。
(ちなみにブーニンは1985年のショパンコンクールの覇者です。)

今や、Googleで「ショパン」を検索すると、2番目にこのゲームの公式ページが出てくるのが怖い!



ゲームはショパンが1849年に39歳でこの世を去る3時間前に見た夢の中、、、という設定ですが、とりあえず、それがショパンである必要性はゲームの構成からは感じられません。必要性は、話題性においてのみ感じられますが、それでもBGMがブーニンの演奏とあれば、それだけでもショパンの魅力を堪能してもらえるよい機会になっていいかと思います。
よい子は是非このゲームで遊びましょう。


昨冬のパリ旅行の写真。
晩年ショパンが住んだ家は、ここ、パリのヴァンドーム広場の12番地。ゲームの冒頭にも登場するようです。
「貴族趣味」を生涯捨てられなかったショパンは、家具を売ってでも、意に染まないレッスンをしてでも、このお高い住居を離れられなかったのです。
ここにはココ・シャネルが息をひきとった住居(?)ホテルリッツもあります。
いわゆるセレブは死に場所も選ぶのですね。




ショパン愛好家の妻は、複雑な心境でその「Trusty Bell」の公式ページを眺めながら、バックに流れるブーニン演奏の前奏曲第15番「雨だれ」を聞いておりました。


そんなわけで、ここのところ多忙につき発行が滞っておりました「週刊classic Vol.40」は、ショパンの前奏曲第15番「雨だれ」です。
いい曲ですーーーーーーーーー。







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無題
確かに日本はハングリーですね
それだけに通り過ぎるのもはやかったりする
しかしクラシックブームはまだしばらく続きそうな気がします
jessie 2007/05/29(Tue)08:33:43 編集
Jessieへ。
続くでしょうかね?だといいなぁ。
ブームの中で何人か本物のファンになってくれることを祈りつつ。
4000ワード頑張ってね。
【2007/05/30 21:13】
ゲームでショパン??
驚きです。
ゲームでショパン
しかも ブーニン! ブーニンと言えば、私が まだ幼き頃 良くテレビで お見かけし 母も好んで聴いておりました事
久しく 思いだしました…
クラシックブームは個人的に 大歓迎であります!
どういう 形であれ 良質の 音楽が巷に流れるのは 喜ばしい事!
私が 初めて ショパンの作品に 出会った時 今でも 鮮明に覚えています。
あれは 幼稚園の頃 日曜日の朝 テレビで題名のない 音楽会という 番組で、黒髪の美しい女性ピアニストが 幻想即興曲を ダイナミックに演奏していたのに 衝撃を受けました…
以来 ショパンの魅了され 今日に至っております!

久々に 幼少の頃の記憶を 呼び起こすきっかけを 下さり ありがとうございます!
長々と 私事を書き込み 失礼致しました。
てるこ 2007/05/31(Thu)12:03:48 編集
てるこさん。
確かに!ブーニンは1985年の優勝以来日本で大人気だったらしいですからね。
日本もその昔はクラシックピアニストが一般でも人気を博していたんですね。
題名は今もやっているんでしょうかね?
渡英前まではやっていましたが・・・幻想即興曲は弾くのも聴くのも好きです。
てるこさんゲームはされますか?もしされたら、感想をお聞かせ下さいね。
【2007/06/01 07:38】
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