ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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26.May.2017
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28.Jun.2006
Degree Show
 昨日は、友人に誘われて午後からセントラルセントマーチンズという学校のdegree show (学部卒業生の展覧会)に行ってきました。全ての学科からなるexhibitionなんですが、ファッション学科の方々の作品全てに目を通していたら時間がなくなってしまい、結局他の学科は少ししか見れませんでした。
 結構期待して行ったんですが、コンセプトが先行しすぎてプレゼンテーションや仕上げが雑なものが多くみられ、少々残念でした。(もちろん中には素晴らしい作品もありましたが)。
 最低限、芸術作品はきれいな仕上がりと明確なプレゼンテーションが必要だと思うのは自分だけでしょうか。 現実問題、コンセプトの素晴らしさだけで、仕上がりの不出来をカバーできるような傑出した作品なんて皆無に等しいわけですから。

 僕は-西洋でしかも洋服のデザインを勉強している事自体矛盾していますが-やっぱり日本人なので、最終的に、柳宗悦や濱田庄司らの唱えた精神である、「用途の美」とか「anonymity(匿名性)の尊重」とかいう謙虚な制作精神にこそ美しいものが生まれるという美学にひかれます。これはやっぱりマイノリティーな美学なのか。妻に教えてもらったページですが、ここで松岡正剛が彼について語っています。
 ユニークなコンセプトを持った素晴らしい芸術は、包み隠された中でその本質を発揮するものではないでしょうか。自分が言いたいのは、有史以来数えきれない程の素晴らしい作品が生まれてきましたが、それらが著名な作家によるものだったケースがいくつあるでしょうか。否、一人の作家の力のみによって作られたものがどれほどあったでしょうか、ということです。
 有名無実とか、ブランド志向とかいう今の時代、無名精神をもった芸術家は非常に希有な存在なのでしょうか。



  yanagi       sori
 「手仕事の日本」柳宗悦   「エッセイ」柳宗理


 
 その後公園に向かう途中RCA(英国王立芸術院)の前でバスがとまったので、そこのexhibitionにも立ち寄ってきました。やっぱりRCAの生徒の作品は素晴らしい。RCAは大学院なわけですから、その違いはありますが、それを差し引いても他のdegree showとは仕事量にしろ才能にしろ雲泥の差がありました。やはりもっとも感銘を受ける洗練された学生の作品を見るには、RCAに行く事をお勧めします。
 ちなみにここで今年のイギリスの大学の卒業たちの作品が観覧できます。


 最後にハイドパークという公園を通り抜ける途中に、閉っていましたが、サーペンタイン ギャラリーに寄って、レム.コールハースという著名な建築家の作品を見てきました。といってもまだ制作途中で、ほとんど何にも出来てなかったのですが。これはロンドンのハイドパークの真ん中にあるサーペンタインというギャラリーが、2000年以降毎年、当代一流の建築家に依頼し、夏季限定で隣接の草地にパビリオンを設営するという企画です。完成した暁には、この夏の話題を占拠するすること間違いないでしょう。
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