ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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04.Feb.2025
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イベントが好きな性分ですので…
今日のお夜食はパンケーキ。
牛乳なしで、ベーキングパウダー入れて焼きました。



今日は2008年のShrove Tuesday(シュローブ・チューズデー)。
別名「パンケーキデー」。
四旬節の断食前日であるこの日に、家中のバターや卵、ミルクを使い尽くしてパンケーキを焼いたのが起源とか。


伝統的パンケーキレース。
フライパン片手にエプロン姿の女性が走るのですが、その間に中のパンケーキをうまいことひっくり返さないといけないので高度テクが必須。
このOlneyという町では、1445年から行われているそうな。
その昔、Olneyの主婦がパンケーキを焼くのに忙しくて、教会の鐘が鳴るまで時間を忘れていて、あわててフライパン片手に礼拝に走ったという話がはじまりです。



田舎ではこんなノリで。



本日行われたおじさん盤の写真も入手。
ここ、ロンドンのGuildhall Yardギルトホールヤードでは毎年開催されているらしいです。



とりあえず、お腹いっぱいです。


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うちのフラットの住人という住人が笑える人々だということは時折書いておりますが、実際、あり得ない面々が勢ぞろいで、日々何かと騒動があります。


現在、3階のどこかの部屋が内装工事中らしく、日によっては朝から晩までドリルやトンカチの音が耐えません。
不思議なことに、うちのピアノ教室にしてもそうですが、朝の10時~夜の8時頃までは、騒音に関してみんな非常に寛容です。
ことに、ピアノの音となると、「音楽に難くせをつけるのはナンセンス」という暗黙のマナーがあるらしく、「全然OKよ!」とみんな口をそろえて驚くほどの寛容ぶり。

階下の赤ちゃんに対しても、地響きのなるような重低音の音楽に対しても、みんな寛容。
我々と同じ2階に住む騒がしいカップルが夜中に廊下で騒いでも、寛容。


そんな心の広い住人の一人が、8時を過ぎても鳴り止まない3階のトンカチには我慢ならなかったらしく、昨日とうとう怒り爆発。
その人は、National Railwayで働くコントに出てくるような典型的イギリス人のおじさんですが、上階のとんかちなんか比にならないくらいの大きな音を立てて、突如うちのおむかいのゲイカップルのドアをバンバン叩き出したのです。

     おじさんイメージ写真。
     


その音の凄まじさは、表現のしようがありません。
そのおじさんがなぜトンカチをゲイカップルの仕業とみたのか不明ですが、実際ゲイカップルは仕事に行っていて留守で、しかもどう聞いてもとんかちは3階から聞こえてくるのです。

我々が止める間もなく飛び出してきたのは同じ2階のひげおじさん。
このおじさんは、1ベッドルームフラットなのにこっそり犬を買っているツワモノです。

「Excuse me?! さっきからバンバン何をやっているんだね?うるさいにもほどがあるよ!」
「失敬な!うるさいのはこの家だ。さっきからうるさいトンカチのせいでTVの音が聞こえないから、注意しようとしているのだ!」

と、一通りおじさんvsおじさんでギャーギャー喧嘩をして、状況が把握できると、今度は二人でゲイカップルのドアをバンバン。

我々は疲れていたのも手伝って、家の中から(十分よく聞こえるので)様子を伺っていたら、二人で音の出所が3階だと気づいたらしく、「上だ、上だ」とわらわら登っていきました。

さあ3階でバトルかな、と聞き耳をたてていると、いつまでたってもトンカチの音は消えません。
実は、3階には3階のオートマチックドアがあるので、部屋番号が分からない限り、3階には入れません。

結局おじさんたちはすごすごと戻ってきてそれぞれの家に戻り、トンカチはその後も延々続くのでした…。

キレるのも早いけど、あきらめるのも早い。
さっぱりした人々なのでした。


それにしても、何故ゲイカップルが疑われたのか、謎です。

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日本のお友達が送ってくれた豆まきセットで、今年の鬼を退治して、福をよびました。
きっと今頃リスか狐が食べています。猫かな。

「福は内」後の玄関↓
      


ロンドンにもあるにはある、自慢のお菓子at スーパー。

とろりと濃厚、シンプルで甘い。



オーブンでこんがりもよし、レンジでお手軽もよし。
数年前お友達にもらったのがきっかけで、うちでも贔屓に。
ちょっと手土産って時にもこのシリーズは便利です。


このガラスの器が、引き出しの中なんかで何かと重宝です。


チョコレートと全然脈略ありませんが、これを食べつつ本日書きました週刊classic vol.59は、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」。


こういう音楽が頭の中から生まれてくるって、一体どういう感覚なのでしょう。
不思議でなりません。
かっこよすぎます。


いろいろ聴きたいビギナーにはもってこいのCD.
classical ever!two millennium
オムニバス(クラシック) マリア・カラス プラシド・ドミンゴ バーミンガム市交響楽団 チョン・キョン=ファ ロンドン交響楽団 ユーディ・メニューイン
おすすめ度の平均: 4.5
5 お得な CD 第2弾
4 いいとこどりにも程がある
5 クラシック音楽をポピュラー音楽の気分で味わえる好作品!


シュトラウスの弟子、カール・ベームの演奏ですから、もちろん他とは一味違います。
ただし、二人は微妙な関係だったようですが。
師弟関係というのは、時に難しいですね。
R.シュトラウス:交響詩〈ツァラトゥストラはかく語りき〉
ベーム(カール) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 シュヴァルベ(ミシェル) R.シュトラウス
ユニバーサル ミュージック クラシック (2006/02/15)
売り上げランキング: 14989


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価値観の違いというか、モラルの違いというか、世の中いろんな考え方がありますね。


もう周知の事実かと思いますが、ロンドンでは新聞を回し読みします。
カフェでもパブでもそうですが、メインは地下鉄の中です。




地下鉄の入り口には、毎日フリーの新聞が設置してあったり、または配っていたりするので、人々はそれを通勤の電車内で読みます。
読み終わると、ぽいと背もたれの後ろに置いて電車を降ります。


次に乗って来た人や、新聞を持っていない人は、その放置された新聞を読みます。
非常に効率が良いです。

最終的に、こうなります。


回し読み習慣のせいで、「新聞放置」は悪いことではない、という暗黙のルールみたいなのがあり、さらに、この新聞を片付ける仕事の人が、随時地下鉄内に数人配置されているので、全く問題はないとされています。

先日は、電車から降りた人がホームの床にポトッと新聞を落として行きました。
「車内ならまだしも、それはないのでは!?」
と憤る間もなく、反対から歩いてきたサラリーマンが、さっと拾い上げて読みながら去って行きました。


なるほど。


確かに便利な習慣で、カフェで手持ち無沙汰な時に、隣の席の人が新聞を置いて去っていくと、「ラッキー」と引き継いで読むことが出来ます。
たまに「読もうかな」と手をのばすと、新聞のはしっこに、唾をしこたま指につけてめくった形跡があり、「おえ」っとなって手を引っ込めることもあります。

この「新聞放置」が拡大して、線路やホームや街中にも氾濫してしまうのが一部から問題視されています。
みんなで仲良く
「すいません、後ろの新聞とっていただけますか?」
「どうぞ」
とやっている分にはほのぼのしていていいのですが。


あと、よく聞くセリフが、
「ちゃんと拾って掃除する仕事の人がいるんだから、ごみを捨ててもいいんだよ」


異人種多民族都市は、収拾がつきません。


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31.Jan.2008
詩的な暮らし。

ここのところ、毎日とても寒い。
家の中が暖かいイギリスですが、最近はそれでも朝が辛い。。。
寒いので、朝からキムチ雑炊を食べています。


ハウスのほんとうふ。粉末から作るとうふです。
これ、成功すると非常においしく、失敗すると信じられないくらい不味い、という侮れない商品です。




きれいに出来ましたよ。



ジャパンセンターでもらった専用とうふ型。
でもタッパーでも何でもokです。


ところで、international poetry competitionで、英国のピアニスト、Stephen Houghが優勝したというニュースを見ました。
彼の美しい詩はこちら。
音楽も詩も、スタイルにのっとりながら自己表現をするという意味で、共通の芸術なんでしょう。
妻の大学の時のピアノの生徒の一人が、よく、
「今朝まで徹夜で詩を書いてたんだ」
とか、
「今日はイベントで詩を朗読するから、よかったら来ない?」
とか言っていました。
ある時は、彼の家で自作のコンピューター音楽に合わせて、ダークな詩をよむ不思議なパフォーマンスを、我々二人で紅茶すすりながら聞きました。
「どう?」と聞かれて、
「…雰囲気がいい!」
としか返せなかった3年前です。


最近mixiでも、詩的な日記を書く人を多くみかけます。
自由な自己表現って、いいですね。
ロンドン暮らしっくも、詩ブログにしようかな。

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去年から再三続いていたことなのですが、うちの耳の聴こえない隣人を、時々女性が尋ねて来ていました。
彼女も耳が聴こえないので、うちのフラットの玄関でいつも往生します。
目的の家の番号でインターホンを鳴らすと、中から住人が応答し、ドアのロックを解除します。するとビビビビビ、と音が鳴って、外の人はドアが開く状態になったことが分かるのですが、耳が聴こえないとその一連の行動がとれません。


で、問題は、その女性がなぜかいつもうちのインターホンを鳴らし、「私は耳が聴こえないので、どうか下まで降りてきてドアを開けて下さい」と訴えて来るのです。
はじめは言葉も聞き取りにくく、誰かのいたずらかと思いましたが、延々とインターホンがなり続けるので、おかしいと思って夫が下におりると、女性がドアの外で待っていました。

聾唖の知人を訪ねてきたけど、部屋番号が分からない、というので、「あ、それならうちのお隣さんです」ということで、一緒にドアをドンドンやってみましたが中は留守の様子。
その日はそれで女性が帰りましたが、それ以降も数回これが続き、毎度隣人男性はお留守。


そして先日、またその女性が登場し、同じように隣人は留守、「あきらめたら?」と言っていると、「トイレを貸して欲しい」というので、うちのトイレを貸しました。
すると留守のはずのお隣から女性が出てきました。
あら、居留守だったのね。

その後分かったところによると、いつも尋ねて来る女性はどうやら隣人の元カノで、中から出てきたのは現在の彼女。
当然うちのトイレから出てきた元カノと、今カノが廊下でバトルを開始。

「ひえー」と思った妻は、口角泡飛ばしてケンカする二人から、さっさと退散しました。



知らない内に、元カノのストーカー行為の片棒を担いでいた我々でした。



さて、今週の週刊classic、これまた情熱的にビビビ!とくる名曲です。

ツィゴイネルワイゼン
これは発売してすぐに買って、随分聴きました。
矢部達哉の清涼感あふれる音色が、魅惑的な音楽をさらりと嫌味なく謳いあげていて、おススメです。
自身がコンサートマスターをつとめる東京都交響楽団との録音なので、息はぴったり。
この人には、なんというかレスリー・チャンみたいな雰囲気のある艶があって、音色にもそういうキャラが出ています。



ツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン

名盤中の名盤、ハイフェッツの名演。
ニューバージョンとして出たようです。
サン・サーンスがサラサーテのために書いた「序奏とロンドカプリチオーソ」も収録されています。一枚で2度おいしい!


↓は、買おうと考えているDVD。1980年の鈴木清順監督映画「ツィゴイネルワイゼン」です。
夫の大学の図書館で借りようと思ったら、この作品に限ってありませんでした、残念。

大正の鎌倉湘南を舞台に、サラサーテのレコードをめぐる男女4人の怪奇ストーリー。
1980年キネマ旬報ベストテン第1位、ベルリン映画祭・審査員特別賞、ブルーリボン賞最優秀監督賞等受賞、というふうに評価も高く、ストーリーもおもしろそうです。


ツィゴイネルワイゼン デラックス版
ジェネオン エンタテインメント (2007/03/21)
売り上げランキング: 23701
おすすめ度の平均: 5.0
5 幽玄
5 絶対デラックス版に買いなおしたほうがよい。
5 闇の中の極彩色






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25.Jan.2008
不思議な人々。

前の日記ではイギリスの一番深刻な問題点と言える杜撰なサービスの現状を赤裸々に(?)報告をしましたが、とかくイギリス人は不思議な人種です。
仕事面では人に迷惑をかけようと微塵も気にしないのに、ひとたびプライベートになると、揃って困っている人の強い味方です。



つい先日、とある服屋さんで、「弱者に親切 + カスタマーサービスが最低」のちょうどいい事例に遭遇しました。
若い女性客が、ポイントカードを使えるか使えないか尋ねたところ、40代くらいの店員が、非常に態度悪く「no!」と言ったということで、その女性客が怒り、怒られた店員は突如号泣しだしたのです。

「あなたの態度はとっても無礼よ!」
「えーん、しょうがないじゃないの、私は使えないから使えないって言ったのよー」
「だけど、言い方がすごく感じ悪かったわよ!」
「えーん、だって私はマネージャーじゃないから、そんな権限ないんだものー」
「あなたの態度のことを言ってるのよ!」
「えーん、私はただのレジ係りよー」


話がいっこうに噛み合っていませんが?と思っていると、マネージャーが登場し、
「本当はポイントカードは使えませんが、特別にOKにしますので、どうかもうもめないで下さい」
「私はそのことをどうこういってるんじゃないのよ、彼女の態度が最低だったのよ!」
「えーん、私は無理だから無理って言っただけよー」
「彼女はうちで5年も働いていて、とてもいい人なんです。どうかもうお引取り下さい」


2対1になってもその女性客はがんばっていましたが、そこへ横のレジの中年客が、
「ちょっとあなたもうやめなさいよ!彼女泣いてるじゃない!」
「?!あなた関係ないでしょ?黙ってて」
「黙るのはあなたよ!店中があなたが黙るのを待ってるのよ!」


その女性客はキレテ
「Shut up!」と捨てゼリフを吐きつつ帰って行きました。
確かに、店中のムードが号泣店員にやさしかったことは言うまでもありません。
とりあえず、この国ではカスタマーは神様ではありません。
そして、泣いている人には優しくしなければいけません。
楽しい国、イギリス。


ところで、香水の件でお騒がせしておりましたが、Tendre Poisonが復活する日まで使う香水を決めました。
時間が経った後の香りがよい感じ。



情報提供してくださった方、ありがとうございました☆

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