ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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25.Apr.2024
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14.Jul.2011
THANK YOU AND GOODBYE
↑創刊186年の歴史に終止符を打った英国サン紙の日曜版「News of the World」7月10日付け最終号のトップページを飾った別辞です。

今イギリスで大騒ぎとなっている、「News of the World」の電話盗聴問題露呈に端を発した廃刊騒動、およびその余波についてまとめてみました。

このタブロイド紙は、日本の週刊誌のようないわゆる卑俗な新聞でしたが、その歴史が168年に及ぶとなると、廃刊に一時代の終焉を感じずにはいられません。

この新聞社のハッキング取材が露呈したのは最近のことではなくて、2002年の少女殺害事件の被害者の留守番電話のハッキングや、2006年の王室に対する盗聴など、これまでいくつもの犯罪が発覚して編集者と実行犯の私立探偵が逮捕されたりと、何度も警察沙汰になっていたそうです。知らなかったけど。

今になって諸々の容疑が一気に白昼にさらされて、首相デイビッドキャメロンが徹底捜査を公言した(せざるを得なかった)きっかけの一つに、俳優のヒュー・グラントのパフォーマンスがあったんであります。

さすがインテリ俳優のヒュー様、メディア犯罪に追求の手を緩めず。
いろいろメディアには痛い目に遭ってる人だけに…
「News of the World」元編集者が経営するパブにふらりと立ち寄った体でマイクをポケットに忍ばせて乗り込み、同紙の悪事を裏付ける貴重な証言をうまく引き出して録音。それをまとめて週刊誌に寄稿したとのこと。
で、7月に入ってUK中がそのスキャンダルで持ち切りになったところで、まんまと口をすべらした元編集者とヒュー様がBBCの番組で苦い会話を交わしたのがこちら。


ヒュー様強し!

セレブリティのパパラッチ被害ではさほど反応しなかった大衆も、少女殺人事件の被害者家族や、兵士の遺族へのハッキングという血の通った人間とは思えない悪質な取材方法が一気に明るみに出ると、怒りを爆発。
不買運動が拡大して、フォードや三菱自動車が広告掲載を取り下げると、168年の歴史はこの日曜日にあっけない幕切れを迎えました。

これに対し世論は、この廃刊は「News of the World」の親会社ニューズコーポレーションのトップ、世界のメディア王ルパート・マードック氏がトカゲのシッポ切りをしたに過ぎないと見ています。
確かに、母体が持つ悪の体質をそのままに末端の会社をつぶして終わりとは馬鹿にした話。テレグラフ紙には、「こんなのは健康な組織を除去して、癌細胞をそのまま残すという手術だ」と書いてありました。
世間では今度こそうやむやにされまいとする気風が強しです。

イギリスでのこの非難の高まりを受けて、計画中だった英国のテレビ局買収を断念したりと火消しに奔走中のマードック氏ですが、一連の盗聴問題に関して英国下院に召喚されることが決まるなど、いよいよ帝国は大ピンチ。

御年80の金の亡者の問題だけではなく、盗聴問題がこれまで明るみに出ては捜査がお蔵入りしてきた理由として、同社の警察への現金供与が疑われているのもミソです。
警察とメディア王、そして政治家とのねっちょねちょの癒着が、今後どのようにお天道様の元へさらされてゆくのか、見ものです。


それにしても、身から出た錆で窮地に追いやられた人達はどうでもよいとして、廃刊とともに職を失った何百人という従業員の明日は一体どうなるのでしょう??


どっちにしても、週刊誌や大衆紙を一切読まない私的には、ニーズがあるから供給側が暴走するのか、暴走がニーズをどん欲にさせるのか、どっちだか分からないけど人間って破綻するまで過熱してしまうもんなのね〜っと対岸の火事的心境です。でも、被害者遺族の気持ちを思うと、公開審問申請に署名しようかしら、とも思います。


moneyってほんとうに怖い。






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最近、夫も早朝ジョギングを日課とし、友人たちもマラソンに参加したりして、このところみんながとても走っています。
うらやましいなぁと思いつつ、私は日焼けを恐れて太陽の下に飛び出せないのであります。
私の場合、日焼けといってもいっこうにきれいに焼けることはなく、紫外線を浴びた部分がそのまんまシミになるという世にもやっかいな体質なんです。
こんがり焼けてきれいな人に憧れます。

ヨーロッパでは特に燦々と日光の降り注ぐ中、サングラスに帽子、スカーフに長袖に手袋の人はもう変質者としか思われないので、夏はとかく肩身が狭い。


週末、夕方のハイドパークです。
ワンコも気持ちよく池で泳ぐ暑い土曜日でした。


自分たちに振る舞われるべきパンを食べるワンコちゃんに白鳥がぶち切れてシャーシャー威嚇していました。



さて、週末もよく遊んだことですし、今週も頑張りましょう。





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夏のセールも終盤にさしかかってきました。
残念ながらデパートに出かけるチャンスはなく、人様の戦利品をうらやましげ〜に眺めている我々です。

とはいうものの、先日とってもお目玉商品に遭遇し、意気揚々とオンラインショッピングしたはしたのです。
るんるん待っていると、急に「your order has been cancelled」のメールが。
何の説明もなく突然キャンセルとは、きっと何かの間違いだろうと問い合わせると、「sold outだから」というしれっとした返答。
なんということでしょう。
sold outのものを少なくとも2日もアップデイトしないまま販売し続けるとは、オンラインショップが最もおかしてはならないミスでは?!
それを謝罪もなくキャンセルしてくるとは、その商品がお目玉モノだっただけになおのこと悔しい思いでした。
その後、「今回のことで不便があったとしたらすいません。次回お買い上げいただいた際には10%割引します〜」などというメールがきたものの、最初に謝辞がなかったことと、一度上がって落ちた虚しさもあって、未だ根に持っている私です。


お友達の家の前にいたニャンコ。
遊んで欲しくてしょうがないお年頃。どこまでもついてきて、カメラに頭突きをします。







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05.Jul.2011
日本人の英語力
今週も爽やかな陽気で一週間がはじまりました。
今朝は松本復興相の件でいろいろ考えさせられたものの、朝6時起き(その後昼寝があるものの)生活、快適に続いています。



こちらはコンサートの翌日に出たロイターの取材ビデオですが、YOSHIKIのインタビューなどが見られます。



インタビューも会見も英語でこなすYOSHIKI。更にアメリカでラジオも開始しました。素晴らしい!

そしてこちらは今年のWimbledonを沸かせたクルム伊達さん。



ネイティブではない日本人が、特に公の場で英語を使うというのは、今最も日本人に求められることだと思うので、お二方の素晴らしさに感動。


ところで、こういったインタビューに対し、ネット上では必ずといっていいほどネイティブと比較した発音や文法のダメだしが見受けられるのですが、そういうものを見るにつけ心底驚きます。
その手のダメだしをするのは英語を話せない人です。
英語が出来る人は、ネイティブとそうでない人を比較しないからです。
そして、この二人の英語がどれほど素晴らしいかが分かるからです。


日本の国際社会における英語力の低さが深刻化している今、立派に話す人を捕まえて「ネイティブに比べると〜」とかいうトンチンカンなダメだしなんかしているやっかいな人々こそ、変なプライドを捨てて頑張らないといけないと思うのです。

なまり絶好調で文法そっちのけでぺらぺらぺらぺらしゃべりまくる他国と渡り合うには、「喋れる層」をどんどん厚くしていかないと、国際社会からすっかり取り残されてしまいます。

というわけで、英語を使う国際舞台の日本人を猛烈応援しています。


我々ガイジンの英語には、おしなべて脳ミソが次のワードをのんびり検索している間に場つなぎでしゃべる「like a」「how to say」「you know」「kind of」などが頻出しまくってしまうわけですが、ひどい時はそれしかほとんど言っていない時もあるわけですが、それでも黙っている間に発言権を逃すよりマシなんだと思うのです。

もちろんそんな英語なので、しかるべき状況では恥ずかしい思いもすれば、誤解したりされたりの連続でへこむことだらけですが、どのみちパーフェクトには出来ない我々には、そのくらいの痛みを伴いつつ奮闘するしかありません。

それにしても渡英8年にして未だにLとRが区別できない自分の日本人としての血の濃さを痛感する今日この頃です。。。





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雷は落ちるわ、かちんかちんのひょうは降るわの、ロンドンの変な天候絶頂だった昨日。
夜レッスンを終えてから家からほど近いSheperd's Bushへ。
そうなんです。
X JAPANのヨーロッパデビューコンサートがO2 Sheperd's Bush Empireという会場で行われるので、行ってきました。

夫は高校時代にメタルバンドをやっていたのでコンサート経験もそれなりですが、コンサートといえばクラシック専門の私はもちろん初の試み。
でもX JAPANは中学の頃本当に大好きでよく聴いていたので、大興奮です。


当初、キャパが800の同系列の会場でチケットを発売したところ即日完売で問い合わせが殺到。急遽主催者がキャパ2000の会場に変更し、チケットを追加販売しました。
日本のアーティストがこんな熱い反響を呼ぶとは驚き、そしてproud of them!!さすがX JAPAN!

こちらが会場のO2 Empire Sheperd's Bush。ライブ会場として100年の歴史を誇ります。



7時からということで6時半頃行ったらすでに長蛇の列。




結局会場入り出来たのは8時過ぎで、はじまったのは9時を回っていました。
「We're X!」とコールを繰り返して彼らの登場を待つのもまた一興。



YOSHIKIの音楽構築は、幼少期のクラシックピアノが土台となっているのは明白。
ティーネイジャーの彼はそこから逸脱を試み、独自のロック道を築き上げたのだと思います。
アンコールを何十分も休まずコールを続けて待つ我々に答えて、着物で登場したYOSHIKI。
その姿はあまりにカリスマティックで、彼の作る・奏でる音楽の象徴そのもののように光彩を放っていました。
TOSHIとYOSIKIが長い紆余曲折を経て今舞台で笑みをかわす姿に思わずうるっとくる夫。


小さい会場ならではの一体感は最高でした。
とにかくオーディエンスみんな背が高いから、埋もれつつ、横のお兄さんのロングヘアやお姉さんのドレッドヘアに顔をバサバサされつつ、持ちうる体力全て使って陶酔してきました。

イギリス人も日本語の歌詞で歌う空間がステキ。
こんなにイギリス人ファンがいることに驚きでした。
会場の様子はこちら。

これは最後の最後でYOSHIKIとTOSHIがステージで写真を撮っている時。歌はBGMです。


どなたかがアップされているSilent Jealousyフル動画です。この曲は、私が中学生の頃はじめてXJAPANを聴いて、ピアノの違った顔を知った衝撃の曲。
15年間封印されていたファンにとっても特別な曲とのこと。

全体、音が割れまくりですので危険ですが、イントロは見もの!


全体の音質ではこちら。




いやはや、年甲斐もなく汗だくで頭振ってシャウトしてジャンプしていたらスカッと気分爽快でした。
何度も私も抱き上げてステージを見せてくれた夫は、それでなくても腰痛持ちなので明日あたりから心配ですが、今のところ痛みどこ吹く風で「もう耐えきれない〜孤独のセレナーデ〜♪」と歌っています。


ステージのYOSHIKIは汗だくで、「I wanna Green tea, no no, how to call it? PG tips!(イギリスのお茶)」と英国人向けリップサービスも。

SUGIZOのヴァイオリンソロではロミオとジュリエットのテーマを使い、YOSHIKIのピアノソロには白鳥の湖を使い、音楽史の今昔も堪能できました。

いや〜楽しかった。
今後もX JAPANのますますワールドワイドな活躍が楽しみです。



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この時期恒例の、夏日デイズが続いています。
去年の日記にも、しっかり「夏日」と記してあるので思い出したのですが、ここでみんなのテンションが一気に上がったところで、しゅぅうんと夏がしぼんで、秋のような7月が来るのがここ数年のパターン。
さて、どうなる今年?!

朝目覚めると、すでにムシムシするこんな季節の朝食には、やっぱりフルーツが欠かせません。
こちらのトリオは、安い安いイギリスのメロンです。

黄色のラグビーボール型がハネデューメロン、緑のライン入りがカンタロープ、そして黄色の模様入りがハネデューとカンタロープのハーフのガリアメロン。
どれも1、2ポンドで買えます。


それもそのはず。
日本のメロンとは質が違います。
日本の夕張メロンは、このカンタロープを品種改良したものなので、一見ルックスとテイストは似ているものの、舌の越えた日本人には「比較にならん!」と一蹴されても無理もない感じの微妙なレベルなんです。

そこはちゃっかりイギリスで舌も都合よく退化した我々には申し分なく、「安いね、美味しいね!」となってるんであります。
持って帰るのが重いけど…




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24.Jun.2011
冷えを治す!
ものすごく冷え性です。
特に足先、指先が冷えます。
ちょこざいにジンジャーティーを飲んだり貼るカイロにたよったりして過ごしていましたが、そろそろ体質改善しないといかんと思い、半身浴を根気よく続けることにしました。

夫は早朝ジョギングで少しずつ体質に変化が見えてきたようで、私も出来ることなら一緒に走りたいものの、まずコンタクト入れてお化粧して〜、が必須な私には余裕はないと思い断念。

最近少しずつ半身浴で汗をかくタイミングが早まってきたようで、喜び勇んでいます。なにしろ、寒いイギリスへ来てから汗をだくだくかくことがめっきり減って、汗腺がすっかり退化してしまい、非常によろしくないんです。

最近は、中学生の生徒ちゃんが修学旅行のお土産にくれたバスソルトを愛用中。
ソルトにバラの香りつきで、バラの香りが一番大好きな私にはこれ以上にない嬉しいプレゼントです。見た目もかわいいですね。



塩を入れると汗をかきやすくなるとのことです。


今日も一日の終わりには汗をかこう。






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