22.Jan.2025
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11.Jun.2007
Graduate Fashion Week
Graduate Fashion Week
先週の話になってしまいますが・・・
6月3日からロンドンの南西部にあるテムズ河沿いのButtersea Park内ので開催されているGraduate Fashion Weekに行って来ました。 1991年に創設されたグラデュエイト・ファッション・ウィークは、イギリス内の47の大学から選ばれしファッション選考の学生が卒業制作携えて参加するという一大イベント。
First Prize受賞者には2万ポンド(約450万)の副賞が授与されます。大規模な合同卒業展&catwalkといったところでしょうか。
Slone Square駅で下車し、先頃「風花」が2年連続金賞という快挙を成し遂げた、英国の伝統的なフラワーイベント「Chelsea Flower Show 」の会場を通り過ぎ、ロックファンにはお馴染みのBattersea Power Stationが見える橋をわたり、
公園の中をすすんでいくと会場であるBattersea Park Arena(バタシーパークアリーナ)が現れます。
この日は2週間ぶりの夏日の週末。中に入るとムシムシした空気にまず二人で怖気づきます。
大きな会場内には、各大学のブースが仕切られ、その中で様々な作品が所狭しとディスプレイされています。
ディスプレイ方法はそれぞれですが、基本的に、作品である服やアクセサリーと、各生徒のポートフォリオ(作品に関するあらゆる情報を一冊の本、またはファイルにまとめたもの)が展示されています。
各大学からトップの学生のみが選出されているとはいえ、その数たるや優に2、300作品はあります。
そういうわけで、会場に入った瞬間あまりの数に圧倒され、しばらく見ているともう食傷気味で、全部の作品に丁寧に目を通すことができませんでした(笑)。
こういう時いつもながらに思う事ですが、デザインということ以外に、作品全体の統一性やディティールのきれいさ(tidiness)、ディスプレイ方法などの重要性を軽んじている学生が意外に多いことが気になりました。
雑多な布サンプルや必要のないドローイングでパンパンに膨張した安いスケッチブックでは、こういう状況で人目をひくのは難しく、そのせいでせっかくの才能も埋もれてしまいます。
というわけで、プレゼンテーションの重要さを改めて認識した一日でした。
写真はLondon College Fashion よりAdelina Amanteの作品。
textileの生徒だと思われますが、清潔感溢れる、ソフトだけど芯のある、骨のあるタコのようなcolourwayが好みです。
こちらは同じくLCFのHeather Meikle 。(写真で見る限り)全てPVC(ポリ塩化ビニール)のような生地にきれいなプリントをあしらった作品です。
7アウトフィット勢ぞろいした様が、なぜかピカソの「アヴィニョンの娘」を彷彿とさせます。
才能の発掘はこちらから。
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6月3日からロンドンの南西部にあるテムズ河沿いのButtersea Park内ので開催されているGraduate Fashion Weekに行って来ました。 1991年に創設されたグラデュエイト・ファッション・ウィークは、イギリス内の47の大学から選ばれしファッション選考の学生が卒業制作携えて参加するという一大イベント。
First Prize受賞者には2万ポンド(約450万)の副賞が授与されます。大規模な合同卒業展&catwalkといったところでしょうか。
Slone Square駅で下車し、先頃「風花」が2年連続金賞という快挙を成し遂げた、英国の伝統的なフラワーイベント「Chelsea Flower Show 」の会場を通り過ぎ、ロックファンにはお馴染みのBattersea Power Stationが見える橋をわたり、
公園の中をすすんでいくと会場であるBattersea Park Arena(バタシーパークアリーナ)が現れます。
この日は2週間ぶりの夏日の週末。中に入るとムシムシした空気にまず二人で怖気づきます。
大きな会場内には、各大学のブースが仕切られ、その中で様々な作品が所狭しとディスプレイされています。
ディスプレイ方法はそれぞれですが、基本的に、作品である服やアクセサリーと、各生徒のポートフォリオ(作品に関するあらゆる情報を一冊の本、またはファイルにまとめたもの)が展示されています。
各大学からトップの学生のみが選出されているとはいえ、その数たるや優に2、300作品はあります。
そういうわけで、会場に入った瞬間あまりの数に圧倒され、しばらく見ているともう食傷気味で、全部の作品に丁寧に目を通すことができませんでした(笑)。
こういう時いつもながらに思う事ですが、デザインということ以外に、作品全体の統一性やディティールのきれいさ(tidiness)、ディスプレイ方法などの重要性を軽んじている学生が意外に多いことが気になりました。
雑多な布サンプルや必要のないドローイングでパンパンに膨張した安いスケッチブックでは、こういう状況で人目をひくのは難しく、そのせいでせっかくの才能も埋もれてしまいます。
というわけで、プレゼンテーションの重要さを改めて認識した一日でした。
写真はLondon College Fashion よりAdelina Amanteの作品。
textileの生徒だと思われますが、清潔感溢れる、ソフトだけど芯のある、骨のあるタコのようなcolourwayが好みです。
こちらは同じくLCFのHeather Meikle 。(写真で見る限り)全てPVC(ポリ塩化ビニール)のような生地にきれいなプリントをあしらった作品です。
7アウトフィット勢ぞろいした様が、なぜかピカソの「アヴィニョンの娘」を彷彿とさせます。
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Re:無題
ははは。(結局のところほとんど見れなかったけど)なかなか勉強になりました。キャットウォークは招待客もしくは£12だったので見ていませんが。
ちなみにcatwalking.comで全部観れるよ。アントワープのコレクションも来週にはアップされるはず。
ちなみにcatwalking.comで全部観れるよ。アントワープのコレクションも来週にはアップされるはず。
無題
Adelinaさんのdress、とっても素敵ですねぇ~~違ったpatternが組み合わさってるのに何か統一感があってごちゃごちゃしていない。Turkeyの調度品なんかにあんな色があるよねーー。フィレンツェの大聖堂も思い出す。憧れの色合いだわ。でも明らかに5頭身の熟年おばさんとはかけ離れたfashion!今度生まれ変わったら着てみよう・・・・(-。-)y-゜゜゜
Re:無題
きれいでしょー?今年、私の一番のお気に入りの人です。Textileの生徒さんがプリントのみのシンプルな勝負でfashion科の生徒を食ってしまうのは圧巻ですね。
それにしてもさすがkaty、見解がopen。
それにしてもさすがkaty、見解がopen。
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