ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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03.Feb.2025
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ロンドンファッションウィークが、今日で幕を閉じました。
かなり活気づきました。
というのも、Vivienne WestwoodがRed Labelで、9年ぶりにロンドンでコレクションを発表したからです。
     


以下は、ランダムにピックアップして雑感を。

Basso&Brooke
彼らの特徴であるプリントをトロンプ・ルイユ(だまし絵)効果で見せる腕前はさすが。
     


Eley Kishimoto
彼らの真骨頂であるプリント、今回のキーテーマはラビット
     


Fashion East よりNoki
ストリートとクチュールが融合したロンドンならではのルック。
     


Gareth Pugh
どことなくRoberto Capucciを連想させるスタイル。
     


Jens Laugesen
今回のコレクションの中で一番フェミニンなルック。色がなんともきれい。それでも彼らしさが残っているところはさすが。
     


選ばれし精鋭のみが参加できるNew Generation枠より

Louise Goldin
     



Christopher Kane
4シーズン目ですでに独自のスタイルが安定しつつある脅威の若手。
     


Marios Schwab
彼の作品はどことなく知性が漂う。
     



ちなみに、今回一番楽しみにしていたのはDanielle Scutt
彼女のつくるコンテンポラリーな女性像はとても力強くて、新しいスタンダードを生み出すのではないかと感じます。
しかし残念ながら今シーズンはパリでの展示会のみになるそうです。
NYとは異なり、ロンドンの若手のデザイナーの多くは資金繰りに苦しんでいるようです。
やはり実用的な服をつくって顧客をつかまえないとファッションの世界は厳しいのですね。

下の写真はそのDanielle Scutt、先シーズンより。
     



ロンドン中が注目するセントラルセントマーチンズのMA(修士)卒業コレクションは今日行われたので、まだアップされていませんが、以上が全体の雑感です。
ちなみに意図したわけではないのに、今紹介したデザイナーは、正体不明のNOKIとVivienneをのぞいて全員(またはコンビの片割れ)がセントラルセントマーチンズの卒業生です。

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14.Feb.2008
甘い夜のBGMに

夫の大学のキャンパスは、ロンドンの中央と、西と東に点在していて、こちらは最近毎日夫が通ってワークにいそしんでいる東部のキャンパス近隣です。
やけに日陰が多い…




さて、甘いバレンタインデーは、いかがお過ごしでしたでしょうか。

今週の週刊classic vol.60は、マルティーニの「愛のよろこび」を書きました。
またの名を、「愛の喜びは」
この方が詩の内容にあっていて良いと思いますが、流通しているタイトルを使いました。
いい曲です。うっとりです。

お勧めは、三大テノール、カレーラスの、それこそ甘い歌。
若い頃は甘いフェイスがウリだったようです。


愛の喜びは~イタリア古典歌曲集
カレーラス(ホセ) イギリス室内管弦楽団(1996/04/25)
おすすめ度の平均: 4.5
4 感情豊かなイタリア古典
5 甘く、影のある古典
4 Sebben Crudeleは涙がでます




歌詞が男の歌ですから、男性歌手で。
元弁護士、アンドレア・ボチェッリも甘いです。
個人的にテナーよりバリトンが好きなのですが、甘いといえばやっぱりテナーの専売特許ですので。

アランフェス~センチメント
ボチェッリ(アンドレア) ロンドン交響楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック (2003/06/25)



今日は二人とも帰宅が遅いので、我が家のバレンタインディナーは、夜中になりそうであります。
カロリー控えめでいきたいところ。

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日曜は、もうすっかり春。
例年どおり、すぐさま桜は蕾をひらき、人々はすぐさまコートを脱ぎ捨て、春の装いに。
日中は随分あったかくて、心なしかロンドン中がウキウキしていました。
近所↓






昨日、10日からはじまったロンドンファッションウィーク
自然史博物館の前庭に建てられた仮設ビルの中で展示会が行われています。
ranposki氏のご好意により、入れていただきました。


年2回行われるこのイベント、ニューヨーク、パリ、ミラノ同様、ファッションの世界では一番メインのイベントですから、デザイナーたちの気合もひとしお。


とはいっても、会場内はまったりのどかでした。
会場内で、隠し撮り。中のカフェ。
どんと腰をすえた赤シャツのおっちゃんは、通る人通る人に愛嬌たっぷりでしたが、誰なんでしょう?
   

外はチャイニーズニューイヤーを祝う人でどことなくにぎやかでした。
Oxford Circusのイルミネーションもご覧の通り。


素敵な服をしこたま見たので、購買意欲に火がついてしまい、現在危険状態ですー。


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10.Feb.2008
お寿司たらふく
夜、友人カップルと待ち合わせ。
前からお寿司が食べたいと言っていたので、すしひろへ行くことにしました。
Ealing Commonのすしひろ、大好きなお寿司屋さんです。

週末は混んでいるので、1時間半しか予約がとれません。
特に今日は5時半にしか行けないのに、6時半までのテーブルしかあいていませんでした。
我々は5時半ちょっと前に席についたので、先に友人たちの分も軽く注文しておくことに。

ところが、友人たちが移動している地下鉄が、途中3区間クローズされていて、代替バスでの移動となるからすごく遅れるという連絡が。

とりあえず我々は先に食べて、彼等は間に合わなかったらTake Awayすることになりました。
友人の分も頼んでいたお寿司がたっぷり運ばれてきて、二人で全部食べました。

おいしかったので文句なしですが、それにしても苦しいのなんの。


結局友人は予定より遅れること1時間、6時半に到着。
彼等はtake awayをして我が家で食べることになり、注文してからお向かいのパブで飲みながら待ちました。


地下鉄を使う待ち合わせは、非常に慎重に計画しないと、こういうことになります。
地下鉄に対するロンドン市民の気持ちは、こんな風↓にうまいこと表現されています。
直訳なさいますとお下品になりますので、くれぐれもなさいませんように…



お口直しに、日本でも人気、イケメンDavid Garrettのヴァイオリン。




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6月のピアノの発表会にむけての準備がはじまり、妻は毎日パソコンと楽譜とにらめっこ。
夫は、迫ってくる締め切りを前に、朝から晩までチクチクチクチク布と糸とにらめっこ。
ヴィタミンEが必要です。



こういう時間外ワークというものの概念がほぼゼロなイギリス。
仕事というものは、8時から5時まで、それ以外に持ち越さないと出来ないような量の仕事を与えられるのは、人権侵害なのだーというお国柄。
そんなイギリスの養護学校で教師をする知人mary(仮名)の、お悩み相談です。

maryは、同僚のサイエンス教師ミセスなんとかが「3ヶ月で6回も月曜日ばっかり休む」ことに非常にご立腹。
月曜日はmaryの担任クラスのサイエンスが2時間入っている日で、ミセスなんとかが休むと、本来maryにとって自由時間であるはずのその2時間まるごと、maryが代替授業する羽目になり、その時間で仕上げられたはずのペーパーワークがたまる。
帰宅後のオーバーワークになる。
ストレスがたまる。
こういうわけです。

確かにこれはもっともな意見。
毎週金曜日には、ミセスなんとかはいたって元気な様子なのに、週明けには決まって「体調不良」を理由に欠席するのだとか。
「一体週末に何してんだ!」
maryには一言のわびもなし。
怒り心頭に達したmaryは、とうとう学年主任に訴えました。
それでも何の沙汰もないことに業を煮やしたmaryは、校長に直談判。
「じゃあミセスなんとかにちょっと注意しときますねー」
と言われたらしいけど、それでも数週間表面上何の変化も見られず。


そして、maryの堪忍袋の緒が切れる寸前のある日の職員朝会で、校長からお話が。
「みなさん、このたびミセスなんとかが、ご主人の浮気がもとで離婚することになりました。これまでもそのことでいろいろ悩んでいらして、今後も当面は精神的に安定するまで時間がかかることと思いますので、そこは皆さん、彼女は今とても大変な時期なんですから、ご協力願います。」

言うまでもなく、学校中の教師がみんなミセスなんとかに100%同情的ムードになっているそうな。

「そんなプライベートな理由で仕事に支障をきたすなんてプロ失格だし、同僚や生徒に迷惑かけていい理由にならない」
という妻にmaryは、
「そりゃそうだけど、今ここでわたしがミセスなんとかの悪口をちょっとでも言おうものなら、『なんて恐ろしい人なの、あなたは!』って全職員に非難されるわよ」


それにしても、サイエンスの授業をとことんスキップしているmaryのクラスの生徒たちは、一体どうなるのでしょう。
maryは、
「もういいの。とりあえず、その2時間は子供たちにDVDを見せておいて、私は自分のワークすることにしたから。子供はDVD見てhappyだしね。」


ちなみにそのミセスなんとかは、
「○月○日○曜日に、学年全体で、サイエンスミュージアムに課外学習に行きます」
と保護者に手紙で通達を出しておいて、全てその予定でことがすすんでいたのに、前日になって校長に、
「ミセスなんとか、バスの手配はどうなってますか?」
と聞かれてはじめてバスの予約を忘れていたことに気づき、あわてて連絡したもののどこも空きがなく、課外学習は当日急遽キャンセルされたとのことです。
ミセスなんとかは、とくに怒られなかったとか。
日本ではあり得まい。
日本の学校教諭の友人が多い我々は、教育現場のあまりの違いに唖然。


残業が云々の問題ではないです。
maryの悩みを聞きながらいつも爆笑していますが、maryには若白髪が一本出ていました。


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イベントが好きな性分ですので…
今日のお夜食はパンケーキ。
牛乳なしで、ベーキングパウダー入れて焼きました。



今日は2008年のShrove Tuesday(シュローブ・チューズデー)。
別名「パンケーキデー」。
四旬節の断食前日であるこの日に、家中のバターや卵、ミルクを使い尽くしてパンケーキを焼いたのが起源とか。


伝統的パンケーキレース。
フライパン片手にエプロン姿の女性が走るのですが、その間に中のパンケーキをうまいことひっくり返さないといけないので高度テクが必須。
このOlneyという町では、1445年から行われているそうな。
その昔、Olneyの主婦がパンケーキを焼くのに忙しくて、教会の鐘が鳴るまで時間を忘れていて、あわててフライパン片手に礼拝に走ったという話がはじまりです。



田舎ではこんなノリで。



本日行われたおじさん盤の写真も入手。
ここ、ロンドンのGuildhall Yardギルトホールヤードでは毎年開催されているらしいです。



とりあえず、お腹いっぱいです。


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うちのフラットの住人という住人が笑える人々だということは時折書いておりますが、実際、あり得ない面々が勢ぞろいで、日々何かと騒動があります。


現在、3階のどこかの部屋が内装工事中らしく、日によっては朝から晩までドリルやトンカチの音が耐えません。
不思議なことに、うちのピアノ教室にしてもそうですが、朝の10時~夜の8時頃までは、騒音に関してみんな非常に寛容です。
ことに、ピアノの音となると、「音楽に難くせをつけるのはナンセンス」という暗黙のマナーがあるらしく、「全然OKよ!」とみんな口をそろえて驚くほどの寛容ぶり。

階下の赤ちゃんに対しても、地響きのなるような重低音の音楽に対しても、みんな寛容。
我々と同じ2階に住む騒がしいカップルが夜中に廊下で騒いでも、寛容。


そんな心の広い住人の一人が、8時を過ぎても鳴り止まない3階のトンカチには我慢ならなかったらしく、昨日とうとう怒り爆発。
その人は、National Railwayで働くコントに出てくるような典型的イギリス人のおじさんですが、上階のとんかちなんか比にならないくらいの大きな音を立てて、突如うちのおむかいのゲイカップルのドアをバンバン叩き出したのです。

     おじさんイメージ写真。
     


その音の凄まじさは、表現のしようがありません。
そのおじさんがなぜトンカチをゲイカップルの仕業とみたのか不明ですが、実際ゲイカップルは仕事に行っていて留守で、しかもどう聞いてもとんかちは3階から聞こえてくるのです。

我々が止める間もなく飛び出してきたのは同じ2階のひげおじさん。
このおじさんは、1ベッドルームフラットなのにこっそり犬を買っているツワモノです。

「Excuse me?! さっきからバンバン何をやっているんだね?うるさいにもほどがあるよ!」
「失敬な!うるさいのはこの家だ。さっきからうるさいトンカチのせいでTVの音が聞こえないから、注意しようとしているのだ!」

と、一通りおじさんvsおじさんでギャーギャー喧嘩をして、状況が把握できると、今度は二人でゲイカップルのドアをバンバン。

我々は疲れていたのも手伝って、家の中から(十分よく聞こえるので)様子を伺っていたら、二人で音の出所が3階だと気づいたらしく、「上だ、上だ」とわらわら登っていきました。

さあ3階でバトルかな、と聞き耳をたてていると、いつまでたってもトンカチの音は消えません。
実は、3階には3階のオートマチックドアがあるので、部屋番号が分からない限り、3階には入れません。

結局おじさんたちはすごすごと戻ってきてそれぞれの家に戻り、トンカチはその後も延々続くのでした…。

キレるのも早いけど、あきらめるのも早い。
さっぱりした人々なのでした。


それにしても、何故ゲイカップルが疑われたのか、謎です。

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