27.Jan.2025
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07.Feb.2008
笑ってはいけない人の悩み。
笑ってはいけない人の悩み。
6月のピアノの発表会にむけての準備がはじまり、妻は毎日パソコンと楽譜とにらめっこ。
夫は、迫ってくる締め切りを前に、朝から晩までチクチクチクチク布と糸とにらめっこ。
ヴィタミンEが必要です。
こういう時間外ワークというものの概念がほぼゼロなイギリス。
仕事というものは、8時から5時まで、それ以外に持ち越さないと出来ないような量の仕事を与えられるのは、人権侵害なのだーというお国柄。
そんなイギリスの養護学校で教師をする知人mary(仮名)の、お悩み相談です。
maryは、同僚のサイエンス教師ミセスなんとかが「3ヶ月で6回も月曜日ばっかり休む」ことに非常にご立腹。
月曜日はmaryの担任クラスのサイエンスが2時間入っている日で、ミセスなんとかが休むと、本来maryにとって自由時間であるはずのその2時間まるごと、maryが代替授業する羽目になり、その時間で仕上げられたはずのペーパーワークがたまる。
帰宅後のオーバーワークになる。
ストレスがたまる。
こういうわけです。
確かにこれはもっともな意見。
毎週金曜日には、ミセスなんとかはいたって元気な様子なのに、週明けには決まって「体調不良」を理由に欠席するのだとか。
「一体週末に何してんだ!」
maryには一言のわびもなし。
怒り心頭に達したmaryは、とうとう学年主任に訴えました。
それでも何の沙汰もないことに業を煮やしたmaryは、校長に直談判。
「じゃあミセスなんとかにちょっと注意しときますねー」
と言われたらしいけど、それでも数週間表面上何の変化も見られず。
そして、maryの堪忍袋の緒が切れる寸前のある日の職員朝会で、校長からお話が。
「みなさん、このたびミセスなんとかが、ご主人の浮気がもとで離婚することになりました。これまでもそのことでいろいろ悩んでいらして、今後も当面は精神的に安定するまで時間がかかることと思いますので、そこは皆さん、彼女は今とても大変な時期なんですから、ご協力願います。」
言うまでもなく、学校中の教師がみんなミセスなんとかに100%同情的ムードになっているそうな。
「そんなプライベートな理由で仕事に支障をきたすなんてプロ失格だし、同僚や生徒に迷惑かけていい理由にならない」
という妻にmaryは、
「そりゃそうだけど、今ここでわたしがミセスなんとかの悪口をちょっとでも言おうものなら、『なんて恐ろしい人なの、あなたは!』って全職員に非難されるわよ」
それにしても、サイエンスの授業をとことんスキップしているmaryのクラスの生徒たちは、一体どうなるのでしょう。
maryは、
「もういいの。とりあえず、その2時間は子供たちにDVDを見せておいて、私は自分のワークすることにしたから。子供はDVD見てhappyだしね。」
ちなみにそのミセスなんとかは、
「○月○日○曜日に、学年全体で、サイエンスミュージアムに課外学習に行きます」
と保護者に手紙で通達を出しておいて、全てその予定でことがすすんでいたのに、前日になって校長に、
「ミセスなんとか、バスの手配はどうなってますか?」
と聞かれてはじめてバスの予約を忘れていたことに気づき、あわてて連絡したもののどこも空きがなく、課外学習は当日急遽キャンセルされたとのことです。
ミセスなんとかは、とくに怒られなかったとか。
日本ではあり得まい。
日本の学校教諭の友人が多い我々は、教育現場のあまりの違いに唖然。
残業が云々の問題ではないです。
maryの悩みを聞きながらいつも爆笑していますが、maryには若白髪が一本出ていました。
↓一日一クリックで、ブログランキングの応援をよろしくお願いしますー
夫は、迫ってくる締め切りを前に、朝から晩までチクチクチクチク布と糸とにらめっこ。
ヴィタミンEが必要です。
こういう時間外ワークというものの概念がほぼゼロなイギリス。
仕事というものは、8時から5時まで、それ以外に持ち越さないと出来ないような量の仕事を与えられるのは、人権侵害なのだーというお国柄。
そんなイギリスの養護学校で教師をする知人mary(仮名)の、お悩み相談です。
maryは、同僚のサイエンス教師ミセスなんとかが「3ヶ月で6回も月曜日ばっかり休む」ことに非常にご立腹。
月曜日はmaryの担任クラスのサイエンスが2時間入っている日で、ミセスなんとかが休むと、本来maryにとって自由時間であるはずのその2時間まるごと、maryが代替授業する羽目になり、その時間で仕上げられたはずのペーパーワークがたまる。
帰宅後のオーバーワークになる。
ストレスがたまる。
こういうわけです。
確かにこれはもっともな意見。
毎週金曜日には、ミセスなんとかはいたって元気な様子なのに、週明けには決まって「体調不良」を理由に欠席するのだとか。
「一体週末に何してんだ!」
maryには一言のわびもなし。
怒り心頭に達したmaryは、とうとう学年主任に訴えました。
それでも何の沙汰もないことに業を煮やしたmaryは、校長に直談判。
「じゃあミセスなんとかにちょっと注意しときますねー」
と言われたらしいけど、それでも数週間表面上何の変化も見られず。
そして、maryの堪忍袋の緒が切れる寸前のある日の職員朝会で、校長からお話が。
「みなさん、このたびミセスなんとかが、ご主人の浮気がもとで離婚することになりました。これまでもそのことでいろいろ悩んでいらして、今後も当面は精神的に安定するまで時間がかかることと思いますので、そこは皆さん、彼女は今とても大変な時期なんですから、ご協力願います。」
言うまでもなく、学校中の教師がみんなミセスなんとかに100%同情的ムードになっているそうな。
「そんなプライベートな理由で仕事に支障をきたすなんてプロ失格だし、同僚や生徒に迷惑かけていい理由にならない」
という妻にmaryは、
「そりゃそうだけど、今ここでわたしがミセスなんとかの悪口をちょっとでも言おうものなら、『なんて恐ろしい人なの、あなたは!』って全職員に非難されるわよ」
それにしても、サイエンスの授業をとことんスキップしているmaryのクラスの生徒たちは、一体どうなるのでしょう。
maryは、
「もういいの。とりあえず、その2時間は子供たちにDVDを見せておいて、私は自分のワークすることにしたから。子供はDVD見てhappyだしね。」
ちなみにそのミセスなんとかは、
「○月○日○曜日に、学年全体で、サイエンスミュージアムに課外学習に行きます」
と保護者に手紙で通達を出しておいて、全てその予定でことがすすんでいたのに、前日になって校長に、
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