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贅沢な気持ちになれる音楽。
曲目は以前記した通り、
グリーグ ピアノコンチェルト
ホルスト 組曲「惑星」
日本だとプログラムの頭にたいてい序曲とかオーケストラの小品がつくのですが、イギリスではこのパターンが多いです。
キャパ1949席のバービカンホールはほぼ満席でした。
ピアニストは、ドイツ人のLars Vogt。1970年生まれ。
はじめて聴いたのですが、これがよかった。
新鮮に奏でられた彼のコンチェルトは、作曲者グリーグやその故郷ノルウェーのイメージを彷彿させるというよりも、または、後期ロマン派から近代への過渡期であった当時の新世紀感を偲ばせるというよりも、もっと我々の現代の生活に密着したところで、美しく、清清しく響きました。
これが21世紀のグリーグなんだなあとしみじみ思いました。
あれは若さなんでしょうか。
ぐいぐいオケをひっぱる、聴衆を引き込む。
美しく、幅広く、力強く伸縮する音の波に、すっかりリフレッシュされました。
実際彼のレパートリーは古典、ロマンが多いようですので、
まさにモダンなクラシックピアニストですね。
惑星の方は、ちょっとポップな演奏だったような感想を持ちましたが、
とにかく、100人を超える黒服の奏者たちが一斉に奏でる音楽は、ビジュアル的にも豪華。
ティンパニーが2セットでドンドン盛り上げる様は、とにかく花火のような贅沢なかっこよさです。
是非見て楽しんでいただきたい曲ですね、惑星は。
この人の作品は、実際に路上で見るより、写真で見たほうがいいですね。
いろいろ思いついてやってる人がいるよねえ、世の中。楽しいね。
我々も何か消えかかったよく分からないのなど見かけたことはあるけど、やっぱり写真が一番ね。
スパイダーマンのHPで見る限り腕がとても細いね。
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