ロンドン生活ブログ。音楽のこと、ファッションのこと、ピアノのレッスンのこと、その他雑感、クラシックな物事が好きな夫婦のフツウの話。
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04.Feb.2025
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15.Mar.2007
Ashes and Snow
Ashes and Snow
写真作品、映画、美術、小説、建築が一体となったプロジェクト---



今お台場で話題を呼んでいるノマディック美術館、早くイギリスに来て欲しいと切に願います。


この世で起こっている神秘的なものの存在を、全く想像出来ないで生きている都会の生活に、どっぷりなじみきった脳味噌が、まるでその視覚メッセージを受信するのを一瞬躊躇してしまうような、未知の自然。


Gregory Colbert(グレゴリー・コルベール)がその瞬間をひたすら15年間も追い続けて集めた地球のどこかの一片。
我々はそれを「コンピューターで生成されたものではない」という但し書きなしには、にわかに受け入れられないという、温度差に、愕然としました。



ビデオ作品のひとつがこちらのYoutubeで見られます。

英語がOKな方はこちらのアーティスト自身によるプレゼンテーションがオススメ。




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13.Mar.2007
LANVIN。病床より
すっかりぎっくり腰も板に付いて来たところで、少しファッションのことを。

プロジェクトの締め切り前に連夜徹夜をし、提出後は夜なべをして妻のコートを完成させ、翌日はバイトに行ってパンツを縫い、その晩にぎっくり腰になっている間にパリのファッションウィークは終わっていました。

やはり、パリだけは別格です。その中から一枚だけ、ファッション界のふくよかなるドン、アルベール・エルバスによるランバンのrunwayより。




つくったのはこのひと。
アルベール・エルバス


前回のフューチャリズムのコレクションを終えたランバンのチームは、エルバスを中心に次のコレクションについて、話し合っていました。
「次はどこへ行こうか」
ある人がエルバスに提唱します。
「You want to go home?」
その言葉を受けたエルバスは、初祖ジャンヌ・ランバン(1867-1947)のデザインに立ち返り、そこから今回のコレクションを生み出しました。

・・・というのがエルバス本人談。




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13.Mar.2007
スリ注意報
ロンドンで、地下鉄から出たら、妻のリュックのポケット全開で、お財布まるまるサヨウナラ・・・だったのは、忘れもしない2005年。
数日後、学生証や日本の免許証など、写真入りカード類だけが見つかったとSouthamptonの大学レセプションから連絡を受けました。
そのカード類は、なんとまとめて日本大使館前の路上に打ち捨てられていたと言う事。薄気味悪さにびくびくしつつも、わざわざ大学まで知らせて下さった職員の方には感謝感謝でした。


さて、以来スリには並々ならぬ注意を払っていたつもりの妻でありましたが、まだまだ「青い」ということが判明しました。
土曜日、ピカデリーサーカスのカフェネロの隅っこで読書をしていた妻。
夫の仕事が終わるのを待ちつつ休憩していました。テーブルの上にはコーヒーと携帯。横は通行人とガラス一枚隔てて、ちょっと前には目立たないガラス戸がひとつ。
そこからひょこっと入ってきた南米風の男が一人。
「へえ、このドアも出入り出来るのか」
と思った瞬間、その男が手に持った汚い新聞を差し出し、ブツブツとナゾの言葉を話しかけて来ます。
「?」
新種の物乞いかなと思いつつもボケっとしている妻の横から、ささっと登場しましたのはイギリス男性。
彼は男の汚い新聞を払いのけ、その下で実は今にもさらわれそうになっていた私の携帯をとり上げてくれたのです。
状況を飲み込むのが遅いのが常である妻は、終始ボケッとしたまま、運良く難を逃れました。
聖人イギリス男性が助けてくれなかったら、今頃、いつどこで携帯がなくなったかさえも気づいていなかったかもしれぬ・・・

ロンドンは、やはり危ない。



写真は夫のお手製コート。




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12.Mar.2007
ぎっくり腰
春ですね。
吉報がやって来ました。高校来の友人の結婚が決まり、夫のぎっくり腰も忘れすっかり幸せな気分になってしまいました。
そうなんです。昨夜遅く、少し腰が痛いなと感じたのもつかの間、あれよというまに全く身動きが取れなくなってしまいました。
『ギックリ』とはやって来なかったものの、これが噂に聞くぎっくり腰か!と実感しました。
激痛が腰を襲うというよりも全く身体が動かないといった感じです。
話には聞いた事があるものの、なにせ初めての体験ですから最初の十分ほどは焦りつつ自分の近い将来について考え、机の上でできる仕事を思いつくだけ絞り出していました。ワークショップ抜きにデザインは出来ないし、文才もないしなー・・・などと考えてましたが、実際は日にち薬という事で、安静にしていれば治るものらしいので、とりあえず水曜までの予定はキャンセルしてじっと(ほんとに)していようと思います。
しかし痛いというよりも何も一人で出来ないという情けなさが大きくて。

経験のない方。ぎっくり腰には要注意です!日頃から腹筋背筋を適度に鍛えて、疲れやストレスを出来る限りためないようにしたいですね。しかしやってしまったらとにかく焦らずにじっとしていることです。
きっと治ります。
・・・と、自分に言い聞かす、家庭内入院中の夫 ↓






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我が家の窓より、ふとながむれば、リス。


よい窪みがあるな、


よいしょ。


・・・・


この後、何とこのポーズのまま数十分固まっていました。




尻尾だけが風にふるふる揺れていた初春の午後でした。






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今から20年以上前、妻が幼少時にスイスに滞在していた折、スーパーでお客さんがレジを通す前のお菓子などを買い物しながらバリバリ食べる風景には度肝を抜かれた、という話があります。

最近それについて違和感さえ感じなくなった自分たちが少し怖いわたしどもであります。
学食でトレイを手にレジで並んでいる時など、気づけばポテトをかじったりコーヒーをすすったりしている有様。


値段によりますが、総じてこちらの製品は、日本のような丁寧な包装を施されていません。
お菓子などにしても、マトリョーシカの如く内袋で厳重に重複密封されている日本製品と違い、こちらはケーキもアイスも冷凍食品も、箱を開けたら直接入っていた、という簡易ぶり。
そういうわけなので、売り棚のあちこちで中身の見えた商品や完全に内容物が散らばっているものなどを見るのは珍しくありません。
注意して選ばないと、穴があいているかもしれません。

また、カスタマーが、買うのをやめた商品をやめようと思い立った場所に放置していくのは日常茶飯事。

お肉売り場に一部色味がおかしいようなお肉があったら、それがさっきまでトイレットペーパーの横に小一時間ほど放置された末の出戻り肉である可能性は大ですから要注意です。
日付だけではなく、色や温度、指紋、匂い(?)などもチェックするのが安全でしょう。


買い物マナーが変になって、日本に本格帰国が出来なくなったらどうしようかと焦る今日この頃です。


写真は、夫の作品撮影の一コマ。




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イギリスの町並みの特徴といえば、統一された家並みです。
右も左も同じ間取りを想像できる同じような家がずらりと並び、
そのほとんどがレンガ造り。

家のタイプは時代やレベルによって違います。
一番スタンダードなのが、セミデタッチドというわれる双子型の家。

一見したところ大きな一軒家で、よく見ると左右対称の2世帯住宅になっています。
ようするに左右どちらかが、壁一枚挟んで、お隣さんとくっついているわけです。


つまりこの写真には、4世帯が映っているわけです。
左右の家とも、向って左のファミリーだけが、3階を増築しているのが、分かりますでしょうか。

家を勝手に壊したり、完全に建て替えしたり出来ないイギリスでは、
このように家が手狭くなったら、2階や3階を増築します。

我が家の窓から見えるこの家も、(木が邪魔ではありますが)ただいま3階増築工事の真っ最中。




郊外や田舎、地方に行けば、中流階級の家庭でも、大きなデタッチドハウス(一戸建て)に住んでいます。
我々がホームステイしていた南端の町Southamptonも地方の特権で住宅環境はロンドンより数段上でした。
妻のホームステイしていた家は、築100年以上、3階はもともとお手伝いさんのお部屋だったとのこと。



もうひとつの特徴は、イギリスの日照時間の短いことを考慮した南北に細長い家が一般的だということ。
間口からは想像もつかないくらい、奥行きと、更にその奥のお庭が広がっているのにはじめは驚く人も多いことと思います。


とにもかくにも世紀を越えて受け継がれる町並みというのも、石文化ならでは。木の文化日本では、難しい・・・
外観は古風に、中身は21世紀。壁はピンクにパープルに・・・というのがイギリスの典型的なおうち。






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